気球に乗って擬似空中都市として再現されたスイスを訪ねて回る WebGL コンテンツ Suisse Mania!
壮大な空中都市となったスイスを旅しよう
今回ご紹介するのは、みなさんご存知のスイスを旅しながら、各地の名所を収集していく WebGL コンテンツです。
WebGL のレンダリングとしては結構力が入っているほうだと思います。
非常に大型のコンテンツなので、とてもローディングに時間がかかります。ワイヤレス環境やテザリングの場合、ここが少々ネックになりそうなので気をつけてください。
しかしその壮大、荘厳な雰囲気は、一見の価値ありです。
スイスの隅々まで堪能できるコンテンツ
少々長いローディングが完了すると、おもむろにデモがスタートします。
最初は気球を追いかけるようにして動くカメラワークのシーンで、擬似的に再現された空中都市スイスの上空をゆったりと流れていきます。
言うまでもなく本当のスイスは空中に浮いてるわけではありませんが、これはこれで世界のどこかに存在しているのではないかと思わされるほど、しっかりシーンとして作りこまれている印象です。
炎アイコンをクリックすれば気球が上昇していくようになっています。
気球をシーンに含めながら、悠然と空の旅を堪能するのもいいですが、今回のコンテンツの目玉であるスイスの名所を巡るモードにも注目してみましょう。
画面内をドラッグするなどのアクションを起こすと、そこで視点が切り替わります。若干クォータービューっぽい感じですが、より真上のほうから見下ろすような視線になります。
この状態のビューでは、マウスカーソルを動かして地表にあるオブジェクトを選択することができるようになっています。
フォーカスできるオブジェクトは全部で 50 以上用意されており、いずれもスイスの有名な建造物や観光名所などとなっています。
マウスカーソルの形状がいわゆるリンク文字にホバーしたときのように手のカーソルに変わる箇所が、フォーカスできるオブジェクトです。カーソルの形状だけでなく、フォーカスしているオブジェクトそのものも白く光るような演出が掛かるので、比較的簡単に見つけることができるでしょう。
歴史で有名なハプスブルグ家と関係のあるお城でしょうか。
オブジェクトのアップビューでは、英語でそのオブジェクトについての解説アナウンスが流れるようになっています。急に人がしゃべり始めるので、びっくりしないように注意してください(笑)
このアップになっているシーンでは、被写界深度やフォグなどのエフェクトがしっかり見て捉えられる状態になり、なかなか見応えがありますね。
画面の下のほうに表示されている青いボタンをクリックすれば、自分自身のコレクションとしてそのオブジェクトをクリップしておくことができます。
コレクションに追加したオブジェクトは別のページで一覧で表示されるようになっており、すべてのオブジェクトをコンプリートしたくなるような、収集癖に訴える仕様となっています。
まさにスイスマニアというサイトのタイトルどおりのコンテンツですね。
非常に多彩なオブジェクトと、美しい景観が特徴的な今回のコンテンツ。
これだけ大量のオブジェクトが仕込まれているとなると、まあローディングに時間が掛かってしまうのもうなずけます。恐らくほとんどがモデルデータのロードに浪費されているのでしょうね。
レンダリング的にも、フォグの掛かったいかにも幻想的な雰囲気や、被写界深度によるぼかし処理、半透明の液体表現など、美しいシーンを描画するためのノウハウが多数取り入れられています。
スイスが好きな人もそうでない人も、ぜひチェックしてみてください。