なぜこれほどの気合いが必要だったのか!? あまりにも驚きの美麗シェーダビンゴゲーム
世界で最も美しく幻想的な……ビンゴ(笑)
今回ご紹介するのは、とあるイベントで利用されていたと思われるキャンペーンサイトなんですが、一応、ゲーム風味になっています。
ゲームの内容は、一方的に出目が決まってしまうビンゴゲーム。
なんだそりゃ! と思わず感じられるかと思いますが、このサイトの最大の見所は、無駄に美しいそのグラフィックです。
これほど重量級の WebGL 作品はなかなかありませんね。
サウンド、描画、いずれも高品位な仕上がり
今回のサイトは基本的にはあまりユーザーができることは多くありません。
一応ゲームとしてはビンゴゲームなんですが、自分で好きな場所を開けるようなことはできないため、一種のクジのようなものだと考えたほうがいいですね。
しかし、のっけから結構ハイレベルな描画をこれでもかと見せつけてきますので、ルールがちょっとおかしくないか……という疑問が湧いてくるのはちょっと時間が経ってからです(笑)
ページのロードが終わったら、まずは画面の下にある ROLL と書かれた場所をクリックしましょう。これでまやかしのビンゴゲームがスタートします。
ビンゴが行われている間も含め、画面上の背景には絶えず揺らめくようなノイズっぽい背景がレンダリングされています。もうこれだけで結構きれいな感じですが、ビンゴのパネルの透明感や、極力レンダリングの邪魔をしないように置かれている小さな画面内のパーツなど、なかなか凝った印象のデザインになっています。
数字は勝手に決まるのですが、決まったあとの開放の儀はユーザーがアクションをしないといけません。
まず最初の数字の 56 が抽選されたことにより、ビンゴのマス目が一箇所光ったような感じになっています。これをクリックすると、そのマス目の上にある板状の膜が消えて、見た目が変わります。
この見た目が変わる際の演出もかなり気合いが入っていて、ただビンゴのマス目、それも勝手に抽選されたものが開くだけなんですが、まる荘厳な儀式のワンシーンのようです。
グレアというか、数字が光ったような感じの演出が、毒霧のような紫色のフォグと相まってなんともいい感じですね。
一度数字の抽選が始まると、あとは勝手に数字が抽選されていきます。サイトの負荷がそこそこ高いので、ビンゴが完成するまでたどり着くには、それなりに GPU パワーのあるマシンのほうがいいかもしれません。
最終的にビンゴすると、そのビンゴの結果によって「あること」が決められる仕組みになっています。
ちょっと画像ではわかりにくいと思いますが、ビンゴの結果によって決まるのは「どの団体に寄付をするか」ということ。
つまりこのサイトは、どんな団体に寄付をするかを自動的に出目の決まるビンゴで決めるというサイトだったんですね。
なにも知らずにこのサイトを見たら、よくわからんけど絵がすごい! みたいな雑な感想になってしまいそうですが、6 月頃にキャンペーンかなにかで使われていたサイトのようです。
レンダリング結果が非常にリッチで、見た目の演出効果としてもとても参考になる点が多いと思います。リアルタイムなイベントのサイトではありませんが、ぜひチェックしてみてください。