ビジネスシーンでも利用されている本格人体モデル 3D ビューアサービスがハロウィーン仕様に!?
ハロウィーン企画として大変興味深い一作
今回ご紹介するのは、とあるサービスの、ハロウィーン特別企画のページです。
実は今回ご紹介する BioDigital は、かなり WebGL の初期の頃から存在するサービスで、通常は、マルチデバイスで人体モデルや骨格モデルを閲覧することができる、非常に真面目なサービスです。
そんな本場の医療現場でも使われているサービスが打ち出したハロウィーン企画は、なんとゾンビの人体モデルです!
遊び心に溢れる素晴らしい作品
日本でも、最近では随分とハロウィーンが認知されてきており、時期が近くなると様々なところでグッズを目にするようになりました。
とは言え、日本ではほとんど便乗商法というか、イベントに乗っかって販促を狙っているものがほとんどのような気もします。一方のこのサイトは、ハロウィーンの風習もある地域の人達が作っているのだと思いますが、非常に遊び心に溢れた素晴らしいデモになっています。
まあ、見た目はちょっとエグい感じですが(笑)
3D で好きな角度からグリグリとゾンビの人体モデルを眺めることができるようになっており、ベースは、このサービスで利用されているビューアがそのまま使われています。
このサービスは有料で医療機関などでも使われているものなので、非常に安定しており動きやクオリティは申し分ない、といっていいでしょう。
ハロウィーンということでゾンビをモデルに採用するとは、なんだか真面目なサービスが主体なだけに、面白いですね。
このサービスのビューアは、もともとが本格的な医療での利用を想定しているものなので、人体のありとあらゆるパーツがそれぞれに情報を持っています。
画面内に映っている骨や臓器は、ほとんど全てがクリック操作によってフォーカスできるようになっています。フォーカスされたパーツは色が若干黄色く変化し、その部位の名称がポップアップで表示されるようになっていますね。
このあたりは、もともとのインターフェースがしっかりしているので、かなりしっかりと動いている印象を受けます。また骨のひとつひとつ、筋肉の一筋一筋までしっかり当たり判定をとっていて、すごいなあと単純に感心させられます。
ホイール操作でカメラを引いてみると、このモデルは右足の部分には表皮となる半透明の部分があてがわれていません。
ゾンビなので、右足の骨が露出してしまっているということなんでしょうね。かなり細部にまで考えて作られているのがわかります。
また、これはある意味ではサプライズのネタバレになってしまうかもしれませんが、人体のとある部分には以下の画像のような仕掛けも。
Rat Skull、とありますね。
なんとなく、部位の形状を見るとこれが人体のどこの部分なのかわかってしまうかもしれませんが、こういうちょっとした仕込みがしてあるというのが、個人的にはすごく面白いなあと思いました。
ぜひ、ちょっとした小ネタの仕込みを、みなさんも探してみてください。
ハロウィーン仕様ということで、普段は真面目なサービスが、捻りの利いたとても面白いサイトを公開しています。ぜひチェックしてみていただければと思います。
リンク:
BioDigital: 3D Human Visualization Platform for Anatomy and Disease