スウェーデンの都市を 3D で表現した Min Stad! ユーザー参加型の見事なロケーションアプリ
今も成長し続けるアプリケーション
今回ご紹介するのは、スウェーデンのとある都市を舞台にしたオンラインアプリケーション。
ヨーテボリ(Göteborg)というその都市を、見事な 3D 景観で再現しています。実際にご覧いただければわかると思うのですが、建物やオブジェなどの立体構造が、ある程度地図上でも再現されるようになっており、とても臨場感のあるシーンを楽しむことができます。
また、ユーザー参加型のサイトとなっていて、その点でも非常に面白いサイトだと思います。
どんどん情報が多彩になる地図アプリ
まず最初に注意しておいてほしいこととして、このサイトは恐らく結構な量の通信を行うと思います。建造物などの立体構造や、多数のマッピングされている情報の量を考えると、細い回線ではなかなか満足な速度が出ないかもしれません。
有線のインターネット環境を使ってご覧いただくのがいいと思います。
それでも、画面が表示された直後は以下の画像にあるように、極端に解像度の低い状態になっています。
これが徐々に高解像度な鮮明な状態へと変化していくのですが、地図としての画像だけでなく、立体の構造についても徐々にディティールが細かくなっていきます。以下のふたつの画像はまったくカメラを動かさずにキャプチャしたものです。
最終的には、かなり鮮明な画像がマッピングされたシーンになり、遠巻きに眺めている分には十分リアリティのあるシーンになります。
また、ズームインやズームアウトに応じて、適切な解像度の画像が絶えずシームレスにロードされる設計になっているようなので、高速な回線を使っている場合はいいと思うのですが、あまり速度の出ない環境では、ちょっともたつくような感じになってしまうかもしれません。
肝心の、アプリケーションが提供するコンテンツの質はとても高いと思います。
実際にその都市で生活している人たちが投稿した生の情報も含まれているため、アプリを通して眺めているだけでまるでその都市のなかに実際に居るかのように、事細かく様々な情報を得ることができます。
アイコンをクリックすると画像や説明が見られるようになっていますが、アイコンに「3D」と記載のあるタイプのアイコンをクリックすると、自動的にカメラが動き、より詳しく情報を閲覧できる仕組みになっています。
この場合、カメラが勝手に動いてクローズアップしてくれるだけでなく、シーン内の対象となる建物や地域に色が塗られ、よりわかりやすくなります。
画面の右側には、さらに詳細な文字による情報も掲載されています。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、上の画像では黄色っぽい色で広場の部分が目立つように塗られています。
日本でも、さまざまな口コミサイトやアプリがありますが、こういった三次元での情報提供ができれば、より直感的に位置の感覚を共有することができますね。
また、観光に来る人達にとっても、こういった実際にその場所を知る人から投稿された情報が得られることは大きな意味があるでしょう。日本でも、ぜひこんなサービスが展開されてほしいなあと素直に思いました。
少々データ通信の部分では難がありますが、それでもこの手のデモにしてはかなり軽快に動くほうだと思います。
ぜひチェックしてみてください。