野球場の観戦席を提供するサービスのサイトに見る WebGL を使ったコンテンツ
実にビジネスにマッチした WebGL 活用法
今回ご紹介するのは、アメリカ、Wrigley Field(リグリー・フィールド)をビジネスの拠点にしているとあるサービスのサイトです。
リグリー・フィールドは、MLB シカゴ・カブスのホームグランドとなる野球場です。この野球場の周囲には、背の高いビルなどが立ち並んでおり、その屋上から野球を観戦することができるプライベートな空間を提供するのが、このサービスの骨子のようですね。
とても魅力的なサービスだと思いますが、WebGL を使うことによって、ウェブサイトを通じて、さらにそのサービスのメリットをしっかり訴求できていると思います。
臨場感溢れるパノラマビュー
今回のサイトでは、まず最初に球場を取り囲むようにして配置されている、彼らの提供するロケーションを見せるシーンから始まります。
マウスのホバーに反応するように作られており、青い色が塗られた建物のオブジェクトの上にマウスカーソルを持って行くと、その場所の写真が表示されます。
球場の周りにこれだけの物件を押さえているなんて、なかなかすごいですよね。
いわゆる普通のスタンド席で見るよりも、ホームからの単純な距離では離れています。しかし、実際にはかなり高い場所から見下ろすような感じになるので、むしろ球場全体が見渡せて、とてもいいロケーションのような気がします。
また、彼らのサービスには場所の提供だけでなく、バーやバルのようなものの運営もしているようで、場所代から飲み物やサービス料までコミコミでビジネスを展開しているようです。
青い建物はどこも見晴らしが良さそう。
個別にそれぞれの会場を紹介するページに行くと、その場所に設置されている席などの情報、提供されるサービスの種類などと共に、なんと席の様子を全方位のパノラマビューで閲覧することができるデモが用意されています。
さすがに抜群の観戦日和に撮影された画像が使われていますが、とは言え、これを見てしまうと野球にあんまり興味なくても、思わず楽しそうだなと感じてしまいます。
アメリカでは野球は非常に人気のあるスポーツなので、このサービスも接待などで、比較的頻繁に利用されているようです。
日本ではあまりこういったサービスは馴染みがありませんが、アメリカではむしろ一般的なのかな?
ビルの屋上を貸し切り、仲間内でワイワイやりながらビールを飲んで野球観戦なんて、とても贅沢ですね。
サービスのタイプ的にも、こういったインタラクティブな臨場感のあるコンテンツは非常に相性がいいと思います。まさに WebGL を実用性重視でしっかり活用している例だと、言っていいのではないでしょうか。
ビジネスにも使える WebGL 実装、ぜひチェックしてみてください。