静かな BGM で癒される……鳥になった気持ちでどこまでも続く大空を行く WebGL デモ
雲の模様のビルボードを使ったデモ
今回ご紹介するのは、ビルボードを活用してはるか上空の広大な空間を再現した WebGL デモです。
どちらかというとリアルを追求しているというよりは、これはこれでひとつの空の表現の形なのかなとも感じさせる一作となっています。
果てしない空をどこかへと向かう白い鳥達と一緒に、鳥になった気分でゆったりと眺めるといいかもしれません。
さりげなく超高速モードも搭載
今回のデモは、一見すると非常に単純でシンプルなものに見えます。
雲の模様をしたビルボードを複数配置して、それが奥から手前に向かって延々と流れ続けていきます。
白い鳥達が空を飛んでいる様子も一緒に映し出されますが、やはりそれほど目を引くという内容になっているようには、パッと見た印象では感じないかもしれませんね。
雪のパーティクルが舞い散る空は、美しいというより哀愁に満ちている感じがして、少しだけ切ないような悲しいような、そんな気分になります。
今回の作品の最も注目すべき点は、このシンプルな構成のデモをいくつかのバリエーションを設けることで実に面白い体験を提供していることではないかなと思います。
というのは、空を表現するいくつかのパターンが用意されており、その中には雷雲を表す曇天もあれば、とても神秘的な快晴のシーン、そして静かに雪が舞う夜のシーンもあるのです。
それぞれのシーンに合わせて、微妙に画面内を構成する空の色や、パーティクルの色などが変化し、単調なはずのこの手のデモとしては非常に変化に富んだものとなっています。
また、すごく微妙な違いなのですが、雷雲のモードでは画面上にほんの少しだけ雨粒がぶつかったような模様が出てきたりするものもあります。
全体的なシーンの構成要素はほぼ一緒です。
しかし、様々な表情を見せてくれる不思議なデモだなと思いました。
また、初期状態では画面の右端にマウスのアイコンのようなものが表示されるようになっており、マウスボタンを押しっぱなしにしてホールドすることで、インタラクティブに飛行速度が変化するようになっています。
デフォルトのスピードでは一緒に飛んでいる鳥達とほぼ同じですが、マウスのボタンを押下し続ければ、とてつもない早さで空を駆け抜けることが可能です。
とても爽快感のある、ちょっとした遊び心が仕込まれているなと思います。
一見単調なデモですが、とても演出が面白いと思います。ぜひチェックしてみてください。
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