まさかのマクドナルドの公式コンテンツ! WebGL+モバイル VR のスキーゲームが登場!!
家族でわいわい楽しめそうな仕上がり
今回ご紹介するのは、なんとあのファーストフード大手チェーンの、マクドナルドが公式に用意した Web コンテンツです。とは言っても日本法人じゃないですが……
あくまでもモバイルを対象にしていて、PC での閲覧がやんわりと制限されています。たぶん、これ縦横の解像度の値を見ているだけですね。
モバイル端末でサイトに訪れると VR モードでも楽しむことができるという、かなり気合いの入ったコンテンツです。完成度はなかなか高く、シンプルながら、非常に楽しめるゲームになっていると思います。
狂気に満ちた楽しい世界(笑)
今回のゲームは、恐らくお子さんがモバイル端末を使って遊べるようにと考えられたものだと思います。いわゆる、日本で言うところのハッピーセットとか、そういう子供向けの商品やサービスの一部なのかもしれません。
サイトに訪れると、まずは簡単なクイズを出されます。
これはなかなか賢いなと思ったのですが、クイズの内容は、なんと掛け算の九九の問題なんですね。これなら、あまり小さい子は親に無断で VR ゲームを遊ぶことはできず、事故に遭うことが少しくらいは抑止できそうです。なかなか面白い導入部分のシステムだなと思いました。
ゲームが始まる前には、VR モードで遊ぶか、それとも普通に手に持ったかたちで遊ぶかを選ぶようになっています。
WebGL のレンダリング部分は three.js みたいですね。
ローポリゴンのモデルを中心に使っているため、動作はかなり軽快な感じがします。
その割に、たくさんの三角形ポリゴンを使ったパーティクルっぽい雪の表現や、太陽の光を受けて画面に映し出されるレンズフレアなどが取り入れられており、あまりチープな印象は受けません。
ちなみに、ちょっと工夫すれば PC でも遊ぶことができちゃいますが、その場合はマウスカーソルの位置を検知して、ゲームの進行を行うことができます。
これなら普通に遊べますね。
ゲームの内容は非常にシンプル。
できる限り長い距離を滑り降りていけばいいだけです。途中には、星の形をしたアイテムなんかが置いてありますが、これを逃したことに対してのペナルティなどは一切ありません。単純に長く滑り続けるほどポイントが高くなり、星を取ればボーナスポイントが加算される仕組みになっているのでしょう。
また、シーンのなかにはデフォルトでたくさんのオブジェクトがあり、これらに衝突してしまった時点でゲームオーバーとなります。
わざと人の前に狙って飛び出してくる狂気に満ちた NPC たち……
かわいい身なりとは裏腹に、わざとプレイヤーの前に飛び出してくる狂気に満ちたお友達がたくさん登場します! なにこれ! すごい!
脇からしれっと出てきますので、ぶつからないように華麗にかわしていきましょう。
また、滑ることだけに集中していると、今度はゴーグルに雪がだんだん積もってきて、見通しが悪くなってきます。画面を一度スワイプするだけで雪は簡単に落とせるのですが、前だけ見てるわけにもいかない、非常に憎らしいゲームシステムだなと思います。
おじさんがんばったけどこれが限界や!
プレイヤーの滑るスピードも、子供向けということもあってか理不尽さはほとんど無いですね。仮にも VR コンテンツであることから、コンテンツにアクセスするためにクイズが用意されていたりする点も、非常に評価できると感じました。
コンテンツとしても非常によく出来ていて、とぼけた顔のキャラクターたちもなかなか楽しい雰囲気の演出に一役買っていると思います。
日本では、なかなかこういうのはできないだろうなあ……と思ってしまう現実が、ちょっとさびしい。
ぜひ、こういうことに積極的にチャレンジしていける、そんな未来が早く来てほしいものです。
普通に面白いのでぜひみなさんもチェックしてみてください。
リンク:
Slope Stars - A Happy Goggles Game
QRコード(二次元バーコード)作成 さんで QR コード作成してみたのでぜひモバイル端末でアクセスしてみてください。