モバイルや VR にも対応した美しく神秘的な世界を描くクールな WebGL デモがすごい!
あまりにもかっこいい近未来的な雰囲気が秀逸
今回ご紹介するのは、とある WebGL のデモ作品です。
VR モードやモバイル端末での動作も考慮した実装になっており、複数のデバイスを用いて何度も楽しめる素晴らしい汎用性、そしてその作品自体のクオリティの高さ、いずれもなかなかお目にかかれないレベルだと感じます。
静かに、どこか神秘的な雰囲気を持った BGM もとても素晴らしいですね。
これはぜひご覧いただきたい仕上がりです。
とにかくビジュアルが美しい一品
今回の作品は様々なデバイスに対応していることもさることながら、やはりそのレンダリングの美しいビジュアルがとても素晴らしい一作です。
どうやらこちらの作品、Goo Create が提供する Goo Engine で作られたもののようです。
昨日、巨大テーマパークのデモが同様の Goo Engine で作られていることを偶然紹介したばかりですが、ユースケースが順調に増えてきており、Goo Engine の使いやすさやシェアが向上していっているのを感じます。
上の画像は、デスクトップモードで実行したときの様子です。
これがモバイルモードでは最初からフルスクリーンになるようですが、モデルデータなどが軽量化されているようには、描画上はほとんど感じませんね。
もしかすると、インタフェースだけを切り替えているのかもしれません。
モバイルモードでは、ジャイロセンサの値を検出してレンダリングに反映させるようになっており、スマートフォンを傾けることによって全方位をくまなく眺めることができます。
レンダリングされるシーンは、空中にまるでハイウェイのようなラインが引かれている近未来的な雰囲気の世界。
時折、そのハイウェイの上を宙に浮いた戦闘機のような機体が通りすぎていきます。
周囲を見渡せば、不思議な球体と光の柱、そしてちょっと不気味なオブジェクトなどが乱立していて、とても幻想的な世界観を見事に描き出しています。
デスクトップモードなどを選択している場合には、画面にある程度操作方法が表示されますが、スペースキーを押下することでカメラの移動速度を加速させることができます。これにより、スピード感のあるビューを楽しむことができます。
ちなみにカメラワークをオートモードに設定することもできるので、ぼんやりただただ眺めるなんてこともできます。むしろデスクトップモードではこのカメラオートモードが一番この作品にはあっているような感じがします。
VR モードにすると、ビューがきちんと左右に分割されるようになります。
WebVR で実際にレンダリングが可能かどうかは実機でテストできていないのですが、恐らく Goo Engine を使っているのであれば、普通に動くのではないかなと思いますね。
VR モードでこの世界観の中に入っていけたら、きっとさらに驚きの体験になるような気がします。
今回のデモは、本当にビジュアルがまず素晴らしくて、複数のデバイスで閲覧できることも考えるととても驚きの作品だと思います。
Goo Engine をしっかりと使いこなしている印象があり、フォグやグレアなどのエフェクト系の処理もしっかりとシーンに馴染んでいます。
光のあふれる場所と、一方で仄暗い感じの場所とが入り混じり、なんとも言えないひとつの世界観を作っています。
とてもかっこいい作品です。音楽も含めて素晴らしい出来栄えだと思います。
ぜひチェックしてみてください。