注目の新作ゲーム Watch Dogs 2 の関連サイトに統計学を利用した未来予測システムが登場!
ゲームの内容を踏まえた驚きのコンテンツ
今回ご紹介するのは、発売前から大きな注目と期待を集めた新作ゲーム、Watch Dogs 2 の関連サイトです。
ハッキングをゲームの大きなテーマのひとつにする本シリーズ。ナンバリングタイトルとなる本作でも、やはりシステマチックな部分がゲームの根幹に据えられています。※とは言え私はこのゲームについてあまり知識がないので、そういうものらしいということにしておきます……
今回紹介するサイトにもそのゲームが持つ主題が引き継がれていて、ゲームと同様に、統計学に基づく「システムが予測する未来」を WebGL を用いたリッチなグラフィックスで描き出します。
洗練されたクールなデザインが最高にかっこいい!
今回のサイトは、全体的な色調が白に統一され、ワイヤーフレームやパーティクルといった様々な表現がたくさん登場します。
どの部分を切り取ってみても、それらのひとつひとつが非常にハイセンスに仕上がっていて、実際にサイトをご覧になってみていただければ、音などにもとてもこだわって作られていることがわかると思います。
ちなみに、原作となる Watch Dogs 2 の公式サイトには、以下のようにゲームの概要が説明されています。
2016 年、アメリカの数都市で街の安全性と効率性を高めるために都市インフラをネットワークで繋ぐ、最先端のオペレーティングシステムctOS 2.0 が導入された。
技術革新発祥の地、サンフランシスコ・ベイエリアに暮らす頭脳明晰な若きハッカー、マーカス・ホロウェイは、有名ハッカーグループ、デッドセックの仲間と共に、腐敗した企業の手によって、不正に大規模な市民の監視と操作を行うctOS 2.0 の隠された危険を暴いていく。
まさに、システムによって人類が管理・監視されている状態の世界がゲームの舞台なわけですね。
今回のサイトはそのゲームの内容に合わせて、現実の統計学を利用したデータから、ユーザーの寿命やリスクを予測するというコンテンツです。
ロード完了後の画面が上の画像です。
最初に書かれている「Hello Human」の文字が、なんともいい雰囲気を作っていますよね。
全体的にパーティクルを用いた表現がなされていて、キャプチャ画像だと縮小しているのでわかりにくいかと思いますが、絶えずパーティクルが漂っているかのように演出されています。
閲覧しているユーザーの情報は、Facebook から取得するか、もしくはその場で入力することで進めていきます。
アカウントの紐付けをしない場合は最初に年齢と性別を入力。
年齢と性別を入力し終わると、サークル状のグラフのようなビジュアルが現れます。
ここでは、中心から外側に向かって伸びるいくつかのラインが描画されているのですが、実はこれらのラインの一本一本がインタラクティブに操作できるスライダーになっています。
自分自身の生活環境や、あるいは生活習慣に基いて、スライダーの値を変化させてみましょう。
すると、たちどころに寿命などが算出されます。
これはなかなかすごいですね。
煙草を日に何本吸うか? みたいな意味のスライダーを拡大したところ。
スライダーは、入力のためのインターフェースであると同時に、マウスで操作することはできないけれど、危険度などを表すインジケータとして描画されているものも混じっています。
このラインの中に寿命や、あるいは住んでいる地域の影響などを考慮した上で、どれくらい不慮の事故に遭遇しやすいかなどが数値化されて表示されます。
画面の左端のところからメニューをオープンすれば、全ての項目の一覧を見ることも可能です。
日本国内ではいくつか変更できない項目もあるみたいですが、それでも十分に見事なリアルタイム予測の結果を見せてくれます。
今回のサイトは、日本でも活躍した経験を持つ David Ronai 氏が手掛けたもののようですね。
私も会ったことがあるんですが、ものすごいハンサムマンです(笑)
日本だけでなく、世界中で活躍する傍ら、こんなふうに見事なサイトに関わっているとは、本当に驚きです。
ケンブリッジ大学などの信用できる機関のリソースを使って作られているようですし、ビジュアルだけでなく、中身もしっかり詰まった、素晴らしいサイトに仕上がっていると思います。
WebGL 実装部分だけでなく、サウンド効果やアニメーション効果にも高いレベルの技術が感じられるサイトになっています。
ぜひチェックしてみてください。