Blender との連携が行える Blend4Web 主催のレトロカーコンテスト! 結果はいかに?
第一位はさすがに圧巻の出来栄え
今回ご紹介するのは、Blender のプラグインを用いることで Blender から WebGL のデモを出力することができる Blend4Web のコンテストイベントです。
11 月頃にコンテストの結果が発表されていたものみたいですが、なかなか高品質な作品がいくつか閲覧できる状態になっています。第三位までは賞金も出るようになっていたみたいなので、結構本格的ですね。
第一位の作品はかなり本格的な感じになっていて、インターフェースも含めてガチな一作となっています。
レトロカーが好きな人にはたまらない一品?
これまでにも、Blend4Web 主催のコンテストイベントは開催されていたかと思いますが、今回の作品たちを見ると、Blend4Web は使いこなせればかなり本格的なこともできるということがわかります。
基本的に Blender にプラグインを追加するシステムですが、スクリプトなどを用いてカスタマイズするには有料ライセンスが必要になるみたいで、主に法人向けなのかなと思います。
今回の作品たちはレベルは様々な感じの顔ぶれですが、コンテスト出展作品の中から抜粋されたものばかりなので、どれも結構頑張って作られていますね。
上の画像を見るとわかるかと思いますが、色を変更するなどの、ウェブページ上に置かれるインターフェースの部分も、工夫を凝らして作られているものが多くなっています。
カラーを変えたりするのはもちろんのこと、なかには詳細な説明文が表示されたりするものもあります。
私は Blend4Web 使ったことがないので詳しいことはわかりませんが、カメラワークなどもある程度自由に作れるようになっているみたいですね。
コンテスト優勝者には $500 が贈られることになっていたようで、賞金もあるとは本格的なコンテストです。
そのなかで優勝した第一位の作品は、他の作品と見比べても完全に一歩上という感じの完成度。
そのレンダリングの質感もそうなのですが、カメラワークやインターフェースに至るまで、あらゆる部分で他を圧倒する完成度になっています。
自動でカメラを動かすオートモード、フルスクリーンで楽しむことができるモードや、作品などの詳細情報が表示されるモードなどが用意されています。
Blend4Web は海外では結構使われている印象のプロダクトで、日本ではほとんど無名に近い状態ですが、モデリングソフトとの連携ができるという点で、かなり敷居の低いウェブサービスかなと思います。
出力されるデータはそのままウェブページとして閲覧可能な状態で出てくるみたいなので、あまりウェブに詳しくない人でも、気軽に自作コンテンツの公開ができるようになっていますね。
日本では Blender のコミュニティが非常に大きい(と私は思っています)ので、ぜひこういった形でも、なにかしらウェブにコンテンツが出てくるようになるといいですね。
若干全体的に動作が重い感じがしますので、安定した通信環境での閲覧がおすすめです。
Blender を使ってモデリングなどを行なったことがあり、WebGL に興味があるという方はぜひ作品を見てみてください。きっといい刺激になると思います。
気になる方はぜひチェックしてみてください。