Web における様々な 3D 表現のカタチを提案する日本の制作会社の WebGL 製カービジュアライザ
リアルな質感が美しいデジタルカーモデル
今回ご紹介するのは、日本の制作会社であるエージーワークスさんの提供している、EXC3D というウェブサービスのページです。
コンセプトは「いろんなモノを 3D に変換」と銘打たれており、ウェブというフィールドのなかでいかにして 3D 表現を行っていくのか、その可能性に挑戦していく強い意志の感じられるサイトとなっています。
リアリティを追求したようなデジタルカーモデルのビジュアライザは非常によくできています。今回はそちらを中心にご紹介しようと思います。
クロスプラットフォームに様々なサービスを展開
今回紹介するページは、別途個別のページとしてもコンテンツが用意されているカービジュアライザが背景に使われています。
ただしこのページはあくまでも EXC3D のコンセプトやサービスの特徴を紹介するページなので、一応別物ですね。
こちらではスクロール操作によってコンテンツの内容が変化するようになっていて、マウスでぐりぐりしたりはできません。ですが、個別のデモとして公開されているほうのページに行くと、スクロール操作やマウスのドラッグ操作で、カメラを任意に動かしたりすることもできますので、気になった方はそちらのほうも見てみるといいかもしれませんね。
サービスの内容を見てみると、エージーワークスさんでは背景に使われているような車のモデルだけでなく、街の景観や、あるいは室内に設置するインテリアなど、あらゆるものの 3D 化を行っているようですね。
ウェブだけでなく、イベントやムービー制作などいろいろなところで 3D に関わるサービスを展開しながらも、あえて主眼をウェブに置いているというのが興味深いです。
デモコンテンツとして公開されているものを見てみると、VR に関連したものなんかも手かげているようで、幅広いコンテンツ制作のノウハウを持ってらっしゃるんだろうなと感じます。
そして、この EXC3D のページの背景にもなっているカービジュアライザですが、こちらもクオリティが高い仕上がりになっています。
実は以前にもこのカービジュアライザの前身になるデモを当サイトで紹介したことがあったのですが、それと比べると別物みたいになっていますね。
カーモデルの色を自由に変更できるボタンが用意されていて、これをクリックすると車体のベースカラーが変化します。
光が漏れ出したような、ブルームの表現なんかもポストエフェクトとして掛けられており、高級感を感じさせる高い質感が表現できていると思います。
ボディを白にしたらブルームが強く掛かってギラッギラにｗ でもこれはこれでかっこいいです。
海外では、直接はウェブに関係のない企業であっても、自社製品の先進性などを派手にアピールするためや、あるいはウェブページ上でインタラクティブなカスタマイザを提供するという目的などで、WebGL 製のデモを突っ込んでくることは珍しくない感じになってきていると思います。
今回ご紹介したエージーワークスさんのように、ウェブで 3D 表現を行うことの可能性に着目した企業があり、こうして日々、その提供しているサービスの品質が向上していく様子を眺めることができるというのは、個人的にはとてもうれしいことに思えました。
私自身も、日々 WebGL をプライベートや仕事で触っていますが、ひとつのサービスとして成立するほどのクオリティに仕上げていくのは、並大抵のことではないと感じています。
これからも陰ながら、応援していきたいなと思いました。
とてもリアルで美しいカービジュアライザはなかなかにハイレベルです。ぜひチェックしてみてください。
