インターネットの歴史を振り返ることができるパーティクルベースの WebGL デモ! LatinMedios のウェブサイト
インターネットの節目となった多くの出来事
今回ご紹介するのは、グローバルにビジネスを展開する大手広告代理店の LatinMedios という企業が提供しているウェブサイトで、インターネットの歴史を振り返ることができるという壮大なコンテンツです。
全体的に表現のパターンこそ単調ですが、紹介されている項目の数がかなり多くて、単純に歴史を振り返るコンテンツとして非常に面白い内容となっています。
パーティクルを使って様々なキーワードと共に語られるインターネットの歴史を見てみると、いろいろと感じることが人それぞれにあるのではないでしょうか。
思わず「あー、あったな」と言いたくなる
今回のサイトが、どのような経緯で制作され公開されているのか、ちょっと細かいところまではわからないのですが、広告代理店の企業がこのようなサイトを公開しているというのは、なかなか興味深いです。
サイトの色合いとしては終始、最初から最後まで黒と白で徹底されています。
彼らの企業のロゴは比較的カラフルなものなんですが、それを際立たせるためにあえてモノクロにしているのかな?
派手さというところはあまり感じないものの、パーティクルを使ってその歴史の瞬間を象徴する様々なものが描かれる様子は、なんとなく眺めているだけでも楽しいです。
今回のサイトでは、下にドットで表現されたタイムラインが現れるようになっており、これがインターネットの歴史を時系列で並べたものとなっています。
最も古い年だと、なんと 1957 年というかなり昔のところからタイムラインは始まっています。
そこから、年を追うごとに、様々な事例や企業、サービスなどが誕生してくるわけですが、それらをすべてパーティクルで再現しつつ、画面の左側に簡単な解説文が掲載されるような感じで時代が進んでいきます。
1972 年には、IP アドレスが誕生。
続いて 1980 年にはイーサネットを象徴する LAN ケーブルなどが描かれます。
パーティクルで形状を形作るスタイルのデモとなっていますが、マウスカーソルの位置に応じて、Y 軸で少しだけシーンが回転するようになっていますね。
完全な面を張った立体的な 3D 表現ではないのですが、これはこれで味があって面白いです。
徐々に現在に近づいていくと、記憶にも新しい様々なものが登場します。
2007 年には、日本でも街中を賑わせることがあったアレがパーティクルで見事に再現されていました。
インターネットは現代では欠かせないものになっていますが、よくよく考えてみれば、それが身近に感じられるものになったのって、結構最近のことなんですよね。
私は昭和生まれですが、学生時代にはかろうじて「ポケベル」とかがまだ残っていた世代です。
私はパソコンや IT にはずっと疎い感じだったので、いつのまにか、気がつけばインターネットはもう日常に溶け込んでしまっていましたが、こうして年度を踏まえてあらためて振り返ってみると、いろいろと感慨深いものもありますね。
WebGL の技術としては、あまり難しい内容や特殊な実装はなさそうです。むしろ、結構実直に three.js のパーティクルを使っているようなので、ロード時などにちょっと時間が掛かってしまっている場面も見受けられます。
単純にコンテンツとしての面白さだけを見ても、一見の価値はあると思います。
ぜひチェックしてみてください。