大量に用意された人工衛星のモデルデータとそれらに関する説明を見ることができる NASASPACECRAFT がすごい!

doxas : 2018-06-11 14:02:37

メタリックな質感がフレームっぽさをうまく表現

今回ご紹介するのは、人工衛星をその次代の変遷とともに見ることができる面白い、人工衛星エクスプローラー的なウェブサイトです。

NASA が提供しているデータを利用しているものみたいなのですが、NASA の公式コンテンツなのかどうかが……いまひとつわかりませんでした。あんまり余計な説明文とかが載っていないので、わからなかったです。(誰か知ってたら教えてほしい……)

サイトの内容としては非常によくできていて、人工衛星のモデルデータを立体的に見ることができるだけでなく、それぞれの衛星のちょっとした説明文なども明記されており、非常に楽しく人工衛星の歴史を振り返ることができるようになっています。

モデル数はかなり多いので見応え十分

今回のサイトは、用意されているモデルデータの数がかなり多く、様々な形状・役割の人工衛星などをたっぷり堪能できます。

しかし初期状態の、ロードが終了した直後の状態では、表示されるのは単体のモデルのみです。

モデルデータは、ワイヤーフレームっぽい感じで描かれるのですが、完全なラインで描かれているというよりは、骨組みだけをポリゴンを使って表現した形になっています。

しっかりとした金属の重厚感や、精巧な構造美を垣間見ることができます。

画面の下のほうには、その衛星についての説明文と共に、アングルを切り替えることができるアイコンが表示されています。また、画面の左側にあるドット模様は、そのドットのひとつひとつが衛星ひとつを表しているのですが、その数を見ただけでもいかにボリュームのあるコンテンツなのかということがわかるのではないでしょうか。

左側に用意されているドット模様の部分は、マウスカーソルをホバーさせると、上の画像にあるようにドットが大きく拡大されるため、どのあたりにカーソルを置いているのかがわかりやすくなっています。

同時に画面の右側にある衛星の名前が切り替わるので、ある程度は、狙って特定のモデルを表示させることもできますね。

ただ、どうしても衛星の名前だけが表示されている状態では、この分野に詳しいひとでないとそれらを意識して見分けるのは難しいと思います。

そんなときは、画面の上の部分に配置されているリンクから「Image Sorting」のほうを選んでみましょう。

すると、画面いっぱいにミニチュアのような感じで各衛星たちが表示されます。ニュースなどで目にしたことのある、特徴的な形をしているものなどが、これでかなり見つけやすくなるのではないでしょうか。

もちろん、この Image Sorting のモードを選択している状態でも、対象となるモデルをクリックして選択してやることで、より精細なディティールのモデルを表示できます。

ただ、拡大して表示されるのはあくまでもフレーム構造になっているモデルのみのようで、面の貼られた、完全な外観の状態でのプレビューは用意されていないみたいです。

でも、このワイヤーフレーム状のモデルプレビューでは、金属のような鏡面反射というか、環境マッピングによる映り込みがなされているため、とても質感としては高品質に見えますね。

細かい部分まで結構しっかりと作ってあって、なかなか精巧な印象に仕上がっています。

宇宙はなんとも浪漫を感じさせるテーマだけに、こういったデモを見ているだけでもなんだか心がワクワクしてきますよね。

私自身はあまり宇宙やそれらに関する科学などに詳しくないのですが、こういったテーマに興味のある方であれば、非常に楽しく閲覧できる内容になっていると思います。

なんと言っても、時系列に並べられているモデルの数がとても多いので、その点がまず素晴らしいと思います。3D でレンダリングされる様子も非常に軽快ですし、WebGL の利用事例として直球ながら見事なコンテンツに仕上がっていると思います。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

NASASPACECRAFT

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