幻想的な雰囲気が見事! フィレンツェで開かれたミュージック・フェス Lattexplus Festival 2018 のウェブサイト
メタリックな質感がとってもキレイ
今回ご紹介するのは、先日、イタリアはフィレンツェで行われたフェスの特設サイトです。
フェス自体が開催されたのは既に過去の日付になるので、このサイトももしかするといずれ見られなくなってしまうかもしれませんが、非常に美しい質感のオブジェクトが描画されるシーンは、とても幻想的で素晴らしいです。
ライトやオブジェクトの表面のきらめく質感などに注目しながら、見てみるといいかなと思います。
サイト全体の明暗が反転!?
今回のサイトは、音楽系のフェス(フェスティバル)のサイトだけあって、コンテンツのほとんどは、フェスに登場するアーティストを紹介するものとなっています。
ただ、グラフィックスというか、見た目の部分にかなりこだわった作りになっており、フォント、色使い、インタラクションと、細かいところまでじっくりと作り込まれた印象があります。
また、WebGL のレンダリング結果として見ても、その完成度の高さに思わず目を見張ります。
ご覧の通り、アブストラクトですが、どこかフォトリアルな雰囲気もある、リアルと空想の中間のような見事なシーンが描かれます。
フォントが独特というのもあるかもしれませんが、とても雰囲気が素晴らしいですよね。
このトップページ部分に限りませんが、今回のサイトではスクロール操作を行うと、それに連動して UV がずれるような演出が入るようになっており、その演出が発生している際にはポストエフェクトが追加されるなど、なかなか手の込んだ作りになっています。
また、ページの右下あたりにある太陽のような形をしたアイコンをクリックすると、シーンの明暗のモードを切り替えることができるようになっています。
シーンの明暗、と書きましたが、変化するのはレンダリングされる CG 部分だけでなく、ページを構成するあらゆる要素がまるでネガティブ反転されているかのように様子を変えるようになっています。
文字の色が蛍光グリーンになり、CG のシーンも全体的に暗めの、ポイントライトの光が美しいシーンに変化します。
アーティストを紹介する画像素材などもネガティブ反転風のエフェクトで描かれるので、本当に世界観がガラッと変わったかのように感じられますね。
とてもおもしろい演出だと思いました。
冒頭にも書いたとおり、このフェス・イベント自体は既に終わってしまっているので、もしかするとこのサイトも期間限定のもので、いずれは見られなくなってしまうのかもしれません。
網目状のオブジェクトの表面の質感や、シーン全体の色使い、そしてライトの明かりが作り出す絶妙な陰影など、CG としても非常に高品質なレンダリングになっていると思います。
ぜひチェックしてみてください。