全方位スキャンが可能な巨大なゲート？ 荘厳な雰囲気で魅せる IGOODI の WebGL 製ウェブサイト
宇宙空間のような独特の雰囲気
今回ご紹介するのは、IGOODI という組織のウェブサイトです。
たぶん、なんですけれども、こちらの組織（企業）では様々なセンシングデバイスなどを開発しているのだと思うのですが、今回のサイトでは The GATE と呼ばれる全方位スキャンデバイスなどが紹介されています。
デバイスと言いましたが、そのサイズは人がすっぽり収まってしまうほどの大きさのようで、3D アバターなんかは数秒で作れちゃうということみたいですね。
その GATE と呼ばれる製品も含め、彼らの理念や得意とする技術などが紹介されています。
雰囲気重視で荘厳な質感
今回のサイトは、とても洗練されたデザインとどこか壮大で荘厳な雰囲気が特徴的です。
最先端の研究をビジネスにするベンチャー全体に言えることかもしれませんが、雰囲気が妙に渋い……
今回のサイトでは、スクロールすることでページが切り替わるようになっているのですが、そのときに画面の中央に出ている 3D モデルの位置が（ワールド空間全体が）ぐるっと回転するように動くのが面白いですね。
下の画像は、VISION のページに出ているブレイン（脳）の形をしたモデルが、スクロール操作を行った際にグイッと手前に移動してきたときの様子です。
この回転というか、シーン遷移というか……
スクロール操作で行うことができるページの変更の操作は、モバイル端末などでも上下のスワイプできちんと操作できるようになっているみたいです。
それぞれのページに表示されるモデルは、シンプルな形状をしているものから若干複雑な形状のものまで様々ですが、黒いボディが光に反射してキラッと光る様子など、なかなか質感にこだわって作られていますね。
今回のサイトはあくまでも企業のサイトで、特定の製品だけを紹介しているわけではないと思うのですが……
製品の紹介としては、今の段階ではまだそれほど詳細な情報が掲載されているわけではありません。どこか期待感を無駄に煽ってくる感じというか……もう少し、細かく製品についての詳細な情報があったらよいのになと感じましたが、そこはまさに今開発中ということなのでしょう。
全方位を一瞬でスキャンする卵型のスキャンデバイスの様子などが一部紹介されています。
雰囲気重視というか、質感重視というか……
WebGL の使い方として、こういう雰囲気を底上げするような使い方は王道・定石であるが故に、その実かっこよく見せるのは結構難しいのかなと個人的には感じることが多いです。
今回のサイトでは、描画される 3D モデルが磨き上げられた黒曜石のような感じに仕上がっていて、とてもかっこいい世界観を描いていると思います。
サイト全体の WebGL 以外の部分の実装も非常に丁寧で、見ごたえがあります。
ぜひチェックしてみてください。
