ドイツで行われたデモパーティ Deadline に出展された WebGL 製のデモ作品 moron がすごい!
ハイクオリティなデモ作品を堪能しよう
今回ご紹介するのは、ドイツで行われたデモパーティ Deadline で披露された WebGL 作品です。
holon というグループがあるのですが、これまでにも WebGL を用いた作品はもちろん、たくさんのデモ作品を製作しています。今回の作品も非常にレベルが高くて、WebGL ではなくネイティブ作品なのではと思ってしまうような出来栄えですね。
今回の作品はオンライン版としてブラウザ上で実行することができる他、youtube に動画も上がっていますので、環境に不安がある場合はそちらを見てみるのもいいかもしれません。
とにかく音と映像の一体感がすごい!
今回の作品は、ブラウザで閲覧できるのですが、割と激しい明滅があるので、もしそのような映像で気分が悪くなったり発作が起こったりしたことがある場合は、ちょっと注意してください。
また今回の作品に限らないのですが、デモ作品にとっては映像だけでなくサウンドも非常に重要なので、音を聴くことができる環境での再生をオススメします。
今回の作品は WebGL 出力ができるパッチツール cables を利用して製作されたもののようで、かなり緻密に作り込まれている印象です。
映像には一貫した雰囲気というか世界観があり、とにかく見る人を圧倒するような迫力があります。
作品は約4分くらいあり、インタラクティブ性はありません。
基本的にはページを開いたらあとは眺めているだけという感じで、そのあたりはいかにもデモシーンの作品という感じです。
映像としての完成度は非常に高くて、ネオンのような、不思議な光り輝くラインたちが織りなす映像は、本当に美しいですね。
微妙にブルームが掛かっているとか、あるいは陰影や奥行きもラインで表現されているとか、そういった様々な工夫が作品の空気をうまく作り出していて、本当にかっこいいです。
今回の作品は、あまりこう、私がとやかく言うことはあまり好ましくなくて、とにかく作品を実際にご覧になってみていただくのが一番いいような気がします。
デモシーンの世界をあまり詳しくない方も多いかもしれませんが、この手の映像やビジュアルが好きな人なら、見てみれば、何か感じるものがあるはずです。言葉で説明するのはちょっと難しいし、なんというか、あまり意味がないというか……
見てもらえればわかるとか言ってしまうと胡散臭い感じがすると思うのですが、ちょっと照明を落として音量大きめで見てみてもらえたら、きっと作品の世界のなかにグッと入っていけると思います。
ぜひチェックしてみてください。