パラメータを操作して実に様々な立体フラクタル形状を生成することができる donatello が面白い!
プリセットも用意されていて操作は簡単
今回ご紹介するのは、donatello というウェブアプリケーションです。
いわゆるフラクタル図形を生成することができるウェブアプリケーションなのですが、パラメータの指定なども自由に行うことができ、本当にこれ面白いです……
さらに、プリセットとして既に用意されているパターンも豊富にそろっていて、パラメータを変更するだけの簡単操作で、次々とフラクタル図形を生成していくことができます。
まずはプリセットを選んで試してみるのも良し
今回のサイトでは、画面の左側にパラメータなどを操作するために用いるサイドバー状のメニューが用意されています。
画面中央から右側が、プレビュー用のビューエリアですね。
初期状態でも、いわゆる「ヒルベルト曲線」のジオメトリが画面に表示された状態になっています。
早速、用意されているパラメータのうち「iterations」の項目を少し変更してみたのですが、それだけですごい巨大なフラクタルジオメトリが生成されました。
ほんとにスゴイなこれ……
ちなみに、パラメータの変更はリアルタイムに反映されるのではなく、メニューの下の方に用意されている「GENERATE」のボタンを押した際に実行されます。
フラクタル図形の多くは、ちょっとイテレーションの回数を増やすとこんなふうに突然様子が大きく変わるものもあるので、そういう意外性も含めてとても面白いと思います。
同時に、パラメータに指定する数値は、極端に大きくしないようにすることをおすすめします。CPU がとんでもなく大量の計算を行わなければならない状態にまで、ほんとにちょっとしたことでも簡単に達してしまうことが珍しくないので、少しずつ数値を変えて生成を試みましょう。
上の画像にあるように、ドロップダウンリストからフラクタル図形のプリセットを選択することもできます。
有名なものがほとんどなので、一度はプログラムでこれらの図形を描画する例を、みなさん見たことがあるのではないかなと思います。
アルゴリズムの本とか見ると、よく載っていますよね。
かなり豊富な種類が用意されているので、プリセットを切り替えているだけでもかなり楽しめるのではないでしょうか。
今回のサイトはカラフルなグラフィックスという感じこそ希薄ですが、数学の生み出す美しい造形に、どっぷりと浸かることができます。
そういう意味では、味わい深いグラフィックスの世界を堪能できる、とても素晴らしいコンテンツだと思います。
フラクタルは計算の負荷が高くなる場合もあるので、その点だけちょっと注意ですね。でもこれだけ気軽に様々なフラクタル図形を試すことができるというのは、本当にすごいです。
ぜひチェックしてみてください。