動画に加えられる WebGL 製の独特なノイズ表現が面白い! SAMSUNG の製品を紹介するティザーサイト
何も考えずに見てたらただの動画だけど……
今回ご紹介するのは、Samsung の様々な製品を紹介するウェブサイトです。
Galaxy シリーズの製品や、スマートウォッチなど、Samsung が手がけている様々な製品が登場する動画を閲覧することができるサイトですね。
実際にはその動画は WebGL を利用したエフェクトも掛かるようになっていて、なかなか興味深い演出が加えられています。
リンク:
#DoWhatYouCant - Marcel Hirscher x Samsung Österreich
早送りなどのシーン遷移でエフェクトが発生する
今回のサイトは、まず最初にページが表示された時点から、ダイジェスト版の動画がずっと再生されっぱなしの状態になっています。
最初のページに同時に表示されているボタンをクリックすると、本編の動画がスタートする形です。
動画の内容としては、サムスンの製品を使っているかっちょいいお兄さんが出てきて、彼が自分にぶつかってきたスリ(?)の男性を走って追いかけるような感じですね。
すごく疾走感のある映像になっています。
そして、この上の画像を見ると、なにやら画面内に水平方向にブラシで引き伸ばしたかのような、独特なノイズが掛かっているのがわかると思います。
いわゆる昔ながらの VHS などのノイズは水平方向に走査線が走ったりするので、映像が歪む様子としては直感的な表現ではあるのかなと思いますが、動いている様子を実際に見てみると結構独特な演出です。
この水平方向の歪み演出は、ホイール操作などを行って動画の再生を早送りしたり巻き戻したりすると発生するようになっています。
画面の右側のほうには、進捗状況を表すアイコンが表示されています。
ちょうど、そのアイコンとして表示されているサムスンの製品が、流れている映像でもちらっと映ったりしますね。
このアイコンが置かれている部分には上下方向に矢印が書かれた丸アイコンが置かれているのですが、これをクリックしたときにもノイズの演出が入ってシーンが切り替わるようになっています。
今回のサイトでは、3D 的でわかりやすく WebGL っぽい見た目になっているようなレンダリング結果は一切出てきません。
あくまでも、動画がコンテンツの中心であって、しかも何も知らずに普通に見てるだけだったら、たぶんエフェクトを掛ける演出があることさえ知らないまま、動画を見終わってしまう可能性もありますね。
それくらい、動画コンテンツ自体がしっかり作られた品質の高い映像になっています。
なにげなくホイール操作してみたら実はエフェクトが掛かるようになっていた! ということに気がつくパターンも多いかもしれません。
独特な演出ですが、疾走感を失わずにシーン遷移が行えており、すごく主コンテンツの内容にマッチしているなと思いました。
ぜひチェックしてみてください。