現代は第四次産業革命の真っ只中? デジタル化の未来を考える Expo 2020 Dubai にも関連した SIEMENS のウェブサイト

doxas : 2019-06-04 14:42:31

地球全体というスケールで見るデジタル化の波

今回ご紹介するのは、Atlas of Digitalization というなんともスケールの大きな WebGL デモを利用したウェブサイトです。

画面の右上のほうに Expo 2020 Dubai のログマークなども掲載されており、2020 年にドバイで行われる国際博覧会に、内容的にもつながりがあるような感じになっていますね。

産業革命とデジタル化がテーマのサイトになっており、様々なデータをグラフなどと共に閲覧できるようになっています。

リンク:

Atlas of Digitalization

提供は日本法人も展開する多国籍企業 SIEMENS

今回のサイトは、Expo 2020 の特設サイトというよりは、正確には SIEMENS(日本法人名は、シーメンズ)が公開しているサイトです。

シーメンズは製造業のデジタル化や、自動化など、デジタル製品やテクノロジーを利用した「デジタルインダストリーズ」というテーマの事業を多く手掛けています。

今回のサイトは、そんなデジタル化にいたるまでの、人類の歴史を振り返ることができるような内容になっていますね。

地球の大きなスフィアモデルが描画される背景をバックに、話は 1760 年から始まります。

画面の下の方には折れ線グラフが表示されているのが見えるかなと思いますが、人類の歴史を振り返りつつ、それぞれの時代にどのような変革が行われたのかがざっと確認できるようになっています。

シーンはページのスクロールで先に進むようになっているのですが、徐々にスクロールを進めていくとカメラアングルなども変化するようになっており、場面によっては地球上にデータがマッピングされて、柱のような 3D オブジェクトによってデータが可視化されるシーンもあります。

デジタル化が進む現代を、第四次の産業革命として捉えたコンテンツなのでスケールが大きいですね……

我々自身は、この革命的な時代の真っ只中にいるので実感を伴いにくいところがあるように思うのですが、こうして過去から現代へと至る変遷を、データと共に眺めてみるといろいろと考察したくなるような気持ちになります。

このまま時代が進んでいくと、人類はどこへ向かうのか……みたいな、将来に対する考察を促すようなところが今回のサイトにはあるような気がしました。

そもそも Expo 2020 では、過去と現在、そして未来が盛大に語られ、議論されるのだと思いますが……

そういう意味では、今回のサイトはまさにそういったテーマにぴったりの内容をうまく WebGL で表現しているなと思いました。

私は経済とか政治とか、あるいは歴史なんかもそうですけれど、専門的なことはほとんどわかりません。それでも、こうやってわかりやすくデータが可視化されることで、凡人でもその一端に触れることができるというのはすごく価値のあることだと感じました。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Atlas of Digitalization

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