非常に美しくリアリティのあるレンダリングが見事! PlayCanvas を利用したバイクのコンフィギュレータ
PlayCanvas らしい美しいレンダリング
今回ご紹介するのは、Dab Motors というメーカーのサイトに設置されている、バイクのコンフィギュレータです。
今回のサイトに登場する「LM-S」というバイクは、外装をフルカスタマイズできるということがウリになっている製品のようで、実際にコンフィギュレータから製品の発注まで行えるようになっています。
レンダリングを行っているエンジン部分は PlayCanvas が用いられており、非常にキレイな、フォトリアル系の 3D シーンが描き出されます。
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操作可能な項目は多岐に渡るが動作は軽快
今回のサイトはコンフィギュレータとしては充実した内容を備えており、カスタムできる項目が非常に多くなっています。
LM-S という製品自体がフルカスタマイズを謳っているわけですからある意味、当然といえば当然なのかもしれません。むしろ、そのようなカスタマイズ性の高い製品であるからこそ、PlayCanvas が選ばれたということなのかもしれませんね。
PlayCanvas はこれまでにも、車などのフォトリアルなレンダリングで話題になったことがありましたが、今回の実装もかなり写実的というか、リアリティの高いシーンになっています。
金属やシートの質感が見事!
カスタマイズできる項目は、画面の左側のメニューに折り畳まれて格納されています。
並んでいるアイコンを選択すると、その右側に選択肢が次々と表示されるようになっていて、様々なパーツを操作可能です。
傾向としては、形が変化するよりは色が変化するパターンが多いです。
上の2枚の画像を見比べると、タイヤ表面の凹凸が変化していることがわかるかなと思います。
これは法線マッピングなどではなく、実際にジオメトリの形状が変化しているように見えますね。
また、金属の表面の塗装の質感などが変化させられる場合もあります。
変化させられる部分をあらかた変化させてみたのが、以下の画像です。かなり外見の様々な部分に干渉できるのがわかるのではないでしょうか。
PlayCanvas を利用したコンフィギュレータ(カスタマイザ)の実装はこれまでにも何度か当サイトで紹介したことがありましたが、今回の実装の場合は UI の部分も非常に操作しやすく作られていて、好感が持てます。
変化させられる要素が非常に多いことや、本物に近い質感が見られる点など、CG のレンダリングとしても良くできていると思います。
WebGL が徐々に一般的になるにつれ、こういった 3D ならではの、本物志向のコンフィギュレータ実装がこれからどんどん増えていくと思います。そういった案件に関わる可能性がある方にとっては、興味深い事例になるのではないでしょうか。
ぜひチェックしてみてください。