テーマを決めて30日間作品を投稿し続ける Codevember における Corentin Bernadou さんの作品集
小さな作品をとにかくアウトプット
今回ご紹介するのは、Codevember という取り組みに関連した作品集です。
Codevember は比較的新しいユーザー参加型のイベントで、日本で言うとアドベントカレンダーに近いかもしれません。公式サイトなどに掲示されるキーワードをテーマに、みんなで30日間、毎日作品をアウトプットしていこうというオンラインイベントです。
テーマを自分自身で決める必要はないので、何か作りたいけど何を作ったらいいか決められない、といった場合は便乗するのもいいかもしれませんね。
今回は Corentin Bernadou さんの Codevember の作品を集めたページが公開されていましたので、紹介しようと思います。
リンク:
19' Codevember, by Corentin Bernadou
まだ Codevember は継続中!?
この記事を書いている時点で、まだ日付が30日には達していないので、これからも今回紹介するページ上に作品が追加されていくものと思われます。
また、毎日ひとつの作品をアウトプットするとなると、ひとつひとつの作品そのものは比較的ミニマルな感じにどうしてもなりますので、個々の作品自体は結構シンプルで小さなデモといった感じのものが必然的に多くなります。
今回のサイトでは、たぶんですがカラーリングをモノクロに統一していて、ノイズやラインを活用した作品が掲載されています。
背景の部分にうっすらとなにかが見えている状態の、このページがトップページです。
左側にキーワードが並んでおり、背景の部分に見えているのはこの段階ではキャプチャした画像ですね。
マウスカーソルの位置がそのままスクロール操作と連動するようになっていて、カーソルの位置にある作品のキャプチャ画像が背景に自動的に設定されるようになっています。
実際に作品に関連付けられたキーワードの部分をクリックすることで、three.js 製の WebGL 作品を見ることができます。
それぞれに関連するキーワードが必ず設定されているので、それを踏まえてどんなことを表現しようとしているのか、観察しながら考えてみるのも面白いかもしれません。
今回のサイトの場合に限りませんが、Codevember はその性質上作品はどうしてもシンプルなものになりがちですが、とは言え30パターンも作品を作るとなったらそれなりに工夫も必要になります。
たとえばノイズを使っているものであっても、それをどれだけ工夫して派生させられるか…… そんなところが Codevember 参加者たちの腕の見せどころということになるんでしょうね。
今年の Codevember の公式サイト(記事末尾にリンクあります)を見てみた感じ、どうやら Corentin Bernadou さんの選定したキーワードは独自の基準によるものなのかもしれません。
とは言え、既に大量のデモが公開されているので、それらを見ながら自分自身だったら同じキーワードからどんな作品を作るのか、考えてみるのもいいかもしれません。
ここからは想像ですが、たぶん Corentin Bernadou さん自身は three.js を使った作品の練習も兼ねて今回のサイトを公開しているのかなという気もします。全体的にインタラクティブ性はあまり高くなく、ただぼんやりと作品を眺める感じのものが多くなっていますが、それでも毎日こうやってアウトプットしているというのは本当にすごいですね……
気になる方はぜひチェックしてみてください。