美しい多数のアートワークを閲覧できる Giovanni Muzio さんのポートフォリオサイトが楽しい!
シェーダを活用したジェネラティブなアートの数々
今回ご紹介するのは、Kesson の屋号で活動されているオランダ出身の開発者、Giovanni Muzio さんのポートフォリオサイトです。
いわゆるジェネラティブアートに分類される多数の作品が掲載されており、シェーダを活用したアートワークの参考になりそうなものがいろいろ置かれています。
一般的なウェブサイトに置かれる演出とはちょっと毛色が異なりますが、アーティスト志向の方にとっては参考になる点も多いのではないでしょうか。
リンク:
kesson | Creative Technologist and New Media Artist
計算によって描き出される美しい世界
Giovanni Muzio さんは、ご自身では開発者でありアーティストでもあるという自己紹介をされていますが、作品を見るとまさにアートのような美しい世界観のものが多いです。
トップページに表示されるパーティクルの集合も、なにか特別なアルゴリズムによる実装を感じさせるような、不思議な動きをしています。
トップページから Enter のボタンでコンテンツに入ると、ページの上部にリンクが現れます。
このうち、works や experiments のページを見ると、いろいろな作品を閲覧することができると思います。
プリミティブで幾何学的な形状を利用した作品が多いのですが、ラインやパーティクルが大量に描かれるアート作品は、どれも美しいビジュアルを持っているものばかり。
流れるような動きをするものが多いですが、微妙にラインが動く軌道というか、その動きのアルゴリズムが異なるようで、静止画で見ると似ているようなものでも実際に動かしてみるとまったく印象が違って見えたりするものもありますね。
全体的に、加算合成を利用しているものが多く、光り輝くようなビジュアルをしています。
昨年の年末あたりに、毎日コードを投稿する Codevember に挑戦されていたようで、かなりたくさんの作品をまとめて公開してくださってます。
これらの Codevember で実装した作品のコードは GitHub 上で公開されてもいるので、シェーダのコードを参考にするにはとてもよい教材になるのではないでしょうか。
該当のリポジトリは以下からアクセスできます。
KessonDalef/Codevember_2019: My codevember 2019 challenge repository
About のページを見ると、Neural Networks などのキーワードも見受けられるので、機械学習などのジャンルにも携わっている方みたいです。
WebGL や Processing を使ったアート作品だけでなく、新しい技術にも積極的に挑戦されている方のようで、アートワークの作品を通してもなんとなく人となりが伝わってくるような気がします。
物量重視のちょっと負荷の高い作品が多いのかなと思いますが、どれも美しい作品ばかりです。
ぜひチェックしてみてください。