WebGL で動作する作品もあるよ! Demoscene で活躍するデモチーム holon のウェブサイト
デモシーンの世界を堪能しよう
今回ご紹介するのは、いわゆるデモシーン(Demoscene)と呼ばれるジャンルで活動しているデモ作品を制作するチーム、holon のウェブサイトです。
holon は何人かのクリエイター(デモシーナー)が所属しているデモチームで、exe 形式の実行ファイルで動作するデモや、cables 製の WebGL で動作するデモを制作しています。
サイト上にはリンクがたくさん用意されているので、実行ファイルのダウンロードや、WebGL 製の作品ページへのアクセスが行えます。
リンク:
動画でも作品をチェックできる
今回のサイトで紹介されている作品のうち、特に最近公開されたものの多くは WebGL 版も用意されているので、そのままブラウザで実際の作品を閲覧することができます。
WebGL の作品は cables というノードベースの WebGL エディタを使って制作されており、非常に美しく完成度の高い作品ばかりです。
各作品のなかで「run realtime version」と書かれたリンク文字が用意されているものは、そのままブラウザでプレビューできます。
デモシーンは、日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、欧米ではギークな人々を中心に、コンピューターグラフィックスのジャンルとして根強い人気があります。
最近は WebGL でもかなり凝った作品が出展されることも増えてきていて、holon のサイトで掲載されている作品もハイエンドなものが多いです。
デモ作品はグラフィックスはもとより、サウンドとの一体感など、映像作品としての完成度が評価につながりやすい傾向がありますが、今回のサイトで見ることができる WebGL 作品も、ぜひ音声ありの状態でご覧いただくのがいいかなと思います。
モバイル端末で見ているなど、実行が難しい場合は動画へのリンクなどもありますのでそちらからチェックするとよいかも。
今回のサイトには、holon の歴史として 2008 年くらいの作品から紹介されているのですが……
2008 年というともう12年も前です。
デモシーンの文化自体はもっと古くから親しまれていて結構歴史があるのですが、それにしても当時からこれだけの作品を公開してきているというのは、なんともすごい……
作品の完成度も年を重ねるごとにどんどん上がっていきますし、そういったデモシーンの歴史や経緯を感じることができるのも、今回のサイトの魅力のひとつではないでしょうか。
日本では、Tokyo Demo Fest というデモシーンのイベント(デモパーティ)が不定期に開催されたりしていますが、WebGL が徐々に浸透していくにつれ、敷居も年々下がってきていると思います。
もし、もっと深くデモシーンについて知りたいということであれば、FL1NE くんが先日投稿していた以下の記事など参考にしてみるといいかもしれません。
日本初のデモパーティ&LANパーティ イベント「FRONTL1NE SESSIONS」へのご招待 | FRONTL1NE
FL1NE くんは Tokyo Demo Fest のオーガナイザーのひとりで、上記のサイトの他の記事では、Tokyo Demo Fest 2018 の様子を事細かくレポートした記事などもあります。
holon のサイト共々、ぜひチェックしてみてください。