フランスのエージェンシー ICI LA LUNE の AR コンテンツを利用した 2020 年賀コンテンツが面白い
対応デバイスを持っていれば AR モードも起動可能
今回ご紹介するのは、フランスのエージェンシー ICI LA LUNE が制作した年賀サイトです。
こちらのサイトからは、PC であれば WebGL でプレビューされるデモ作品を、対応するモバイル端末などの場合は AR モードでのプレビューを楽しむことができます。
手元にある Google の Pixel 3a では普通に AR モードでプレビューすることができました。たぶん、比較的新しい iOS 端末などでも見られると思います。
リンク:
特定の角度から見ることで文字が視認できる
今回のサイトでは、トップページから 3D モードへ移行するためのボタンが配置されています。
PC でアクセスした場合には、これは WebGL でプレビューするモードへのリンクになっています。
また、PC でアクセスした場合は QR コードも表示され、モバイル端末でアクセスしやすいように考慮されていますね。
上の画像は、PC 版で WebGL の実装をプレビューしている様子です。
こちらは画面の中央に大きな月のようなモデルが球体で描かれ、その周囲を衛星のような感じで彼らのロゴマークが飛び回っているような形。
周囲には土星の輪のようにたくさんの岩の欠片のようなものが浮いているのですが、この欠片には黄色のものと白のものがあって、白い欠片のほうは、特定の視点から眺めると意味のある形に並ぶようになっています。
視点がずれているとバラバラの欠片にしか見えないのですが、しっかり位置合わせを行ってやると、何かしらのキーワードが出てくる仕組みですね。
このような、オブジェクトが対応するモバイル端末上では AR モードで閲覧できるようになっています。
手元の Google Pixel 3a の場合、Chrome を使って AR モードでプレビューすると、床などの平らなところを撮影しながら円を描くように手を動かしてね~ みたいなインフォメーションが出ます。これは Chrome が出している UI ですね。
空間の認識ができるオブジェクトが現れます。
自宅の部屋でやってみたのが次の画像です。きちんと、空間を認識できていました。
ウェブブラウザから直接 AR モードを起動するには、ハードウェアや OS、あるいはブラウザが対応しているなどのいくつかの条件があるのだろうと思うのですが、私はあまりそのあたり細かく把握していないので、どの程度の端末でしっかりと動作するのかはよくわかりません。
たぶん、近年登場した比較的新しい iPhone や iPad なら、AR に対応する iOS 等が入っていれば問題なく動くのではないかなと思いますね。
彼らのサイトのトップページ部分には、実際に AR モードで動いている様子を動画にしたものとかも置いてあるので、興味のある方は見てみるといいかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。