それはまるで夢の世界の美術館! 秋野コゴミさんの作品を堪能できる WebGL 製ウェブサイトがすごい
作品の魅力を余すところ無く
今回ご紹介するのは、秋野コゴミさんというイラストレーターさんのウェブサイトです。
最初はポートフォリオなのかなとも思ったのですが……どちらかというとファンサイトに近い感じなのかな? サイト内には秋野コゴミさんの Twitter アカウントや Pixiv アカウントへのリンクも置かれていて、パッと見た印象はポートフォリオサイトという感じです。
WebGL 製のウェブサイトの実装は @onirenaud さんの手によるもの。レノーさんはこれまでにも当サイトで紹介したいくつかのサイトを手掛けてきた方で、今回も彼らしい見事な作品に仕上がっています。
リンク:
静かに時間が流れる美術館
今回のサイトは、全体が WebGL で構築されたビジュアルで構成されており、基本的にはほとんど通常の DOM 要素は出てきません。
夢の中の世界にある、静かな美術館のような世界観で統一されており、マウスなどで 3D シーンに干渉することができます。
ご覧の通り、白をベースにしたシーンがなんとも幻想的な感じ。
この手のシーンは、見る人によってそれぞれ感じ方が違うかもしれませんね。
とても落ち着いた雰囲気の中に、すりガラスのような壁が等間隔に配置されており、そこにイラストが掲載されているようなレイアウトです。
ランプのようなオブジェクトが空中に浮いていたり、鳥居のようなものが背景に置かれていたり、不思議な世界観となってます。
シーンはスクロール操作などを行ってやると勢いよく左右に動かすこともできるようになっています。この機能があるおかげで、ストレス無くすいすいと作品を切り替えながら見ていくことができますね。
このとき、シーン全体が傾いたような感じになるのですが、これもなかなかおもしろい演出だと思いました。
個々の作品はクリック操作で選択することができ、その場合はカメラが固定された場になるので、ひとつの作品をじっくりと堪能することもできます。
レノーさん( @onirenaud )の作品って独特な空気感があって、ページを開いた瞬間に誰が作ったものかすぐにわかりますね。
今回の作品では、あえて色のコントラストを下げてシーン全体が構成されているんだろうと思うのですが、秋野コゴミさんの作品に自然とユーザーの興味が向くように工夫されています。
あえて狙ってやっているのかどうかはわからないのですが、シーン内に半透明のオブジェクトがたくさんあるので、現実世界ではありえないような、奥が透けて見えるような場面も一部にあったりします。
いろいろと興味をそそられる、そんなサイトだなと感じました。
ぜひチェックしてみてください。