化学反応を模したような独特な演出! メキシコにあるデジタル・リサーチャー MONOCEROS IO のウェブサイト
なんだかミステリアスな雰囲気
今回ご紹介するのは、メキシコの企業で Monoceros.io という組織のウェブサイトです。
サイトを見た感じ、デジタル・リサーチャー、クリエイション・ラボと書いてあるんですけど……実際にどんなことをやっている組織なのか私の読解力ではいまひとつわからなかった……
ちょっと変わったギミックのあるサイトなので、ことさら謎が深まります……
リンク:
有効な組み合わせを探し出そう
広大な宇宙を連想させるような、美しい背景が WebGL によって描かれる今回のサイトでは、それ以外にもちょっとした演出効果が加えられている部分があり、サイトの雰囲気向上に一役買っています。
その演出のひとつが、グリッチ風の演出です。
文字の部分に、時折ですが赤や緑の色成分だけを抜き出したレイヤーのようなものがかぶさってくるようになっていて、なかなか味わい深い感じになっていますね。
ただ、このグリッチ演出はちょっとキャプチャ撮るのが難しかったので、どういう演出なのかは、実際にサイトでご覧になってみてください。
ロードが完了したあと、START のリンクを押すことでシーンが変化します。
上の画像では暗くてちょっとわかりにくいと思うのですが、ところどころに、ワイヤーフレームで描かれているオブジェクトが浮かんでいます。
画面の中央部分には「DRAG HERE」と書かれているのですが、ワイヤーフレームで描かれるオブジェクトが化学物質を表していて、これを画面中央のサークルにドラッグ&ドロップすることで、化学反応を起こすことができるようになっています。
とは言え、本当の現実世界のような化学反応が再現されているわけではなく、特定の組み合わせの場合だけ、シーンが先に進むようになっているようです。
この「特定の組み合わせ」というのが、実際にやってみるとそれほどパターンとしては多くないようで、失敗してしまうことも多いです。
うまくパターンが一致すると、シーンの様子が変わるのですが……
その化学物質に関する説明文が表示されたりもするんですが、結局これが何を表しているのか、ユーザーに何を伝えようとしているのか…… いまいちよくわからない……
お恥ずかしい話ではあるんですが、本当に今回のサイトはどういう意図で作られているのかが、私にはちょっとわからない部分が多かったです。
そもそもどういうことをビジネスとして展開されている組織なのか…… そのことがまずよくわからないんですよね。
ただ、宇宙空間の表現はなかなか凝った作りになっていて、立体感というか、奥行き感が実に見事に表現されています。
宇宙や科学をテーマにしたサイトを作るときに参考になりそうなポイントが多くあるように感じました。その手のサイトを作る予定のある方は、技術的な目線でもいろいろ観察してみるといいかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。