ドイツで制作されハマる人が世界中で続出しているらしい…… Netflix のドラマ DARK のスペシャルサイト
暗く深い闇をイメージさせる質感がすごい
今回ご紹介するのは、日本でも一部の界隈では話題になった(らしい)Netflix のオリジナルドラマ、DARK のウェブサイトです。
表題には「The Official Guide」とあるので、作品をより楽しむためのガイド的な側面の強いスペシャルサイトなのだと思います。
残念ながら私は本編を見たことがないので、作品の世界観とこのウェブサイトの世界観がどのくらいリンクしているのかはちょっとわからないのですが……
DARK というドラマタイトルにぴったりの、暗く重苦しい闇をイメージさせる、そんなサイトになっています。
リンク:
DARK | The Official Guide | NETFLIX
背景のコールタールのような質感がなんともイイ
今回のサイトでは、ページがロードされると同時に作品のタイトル(正確にはタイトルロゴ?)が表示され、同時に背景には黒いタールのような模様が描き出されます。
この背景の模様が流体っぽいような動きをしつつ、マウスでの操作などに反応するのですが……
なんというか、おぞましく暗いなにかを想像させる、見事な質感になっています。(キャプチャ画像ではほとんど真っ黒でわからないとは思いますけど……)
一度画面をクリックすると BGM も再生され、より雰囲気が出てきますね。
この上のキャプチャ画像にあるような、ラインを組み合わせた時系列データみたいなのは、なんなんですかね……
もしかしたら、作品を見てたらわかるような、なにかを暗示したような演出なのかもしれません。
画面の下のほうにある Continue の文字をクリックすると、家系図が 3D で表示されます。
どうやら DARK という作品は家族や血の繋がりのある人たちがたくさん登場する作品みたいなので、このような演出が用意されているのだと思います。
常に表示される黒いタールのような背景、そして家系図の描画など、WebGL を使った高い表現力はここまででも十分に迫力満点なのですが……
家系図の任意の人物を選択すると表示される詳細ページは、さらに凝った作りになっています。
ページを遷移する際のシーン遷移エフェクトも、なんというか……
アニメーションする速度が結構ゆっくり目の演出なんですよね。そのゆっくり・じっとりと変化していく様子がこれまたサイトの雰囲気に絶妙にマッチしていて、めちゃくちゃかっこいいですね。
ちょっとかっこいいというのとは違うかもしれないけど……
おそらく本編を見ていたほうが楽しめるであろう、今回のサイト。
作品についてまったく予備知識がなくても、思わず作品を見たくなってしまうような濃厚で重厚な演出の数々は本当に素晴らしいの一言。
二次元的な表現と、三次元的な表現とがうまく組み合わされてコンテンツが構築されているのもうまいと思います。
闇の中に潜っていく、あるいは沈んでいくような、そんな気持ちにさえさせられます。
ぜひチェックしてみてください。