ポーランドの作曲家 Krzysztof Penderecki の庭をポイントクラウド風の 3D シーンで再現した WebGL コンテンツ
まだまだコンテンツが拡充される予定?
今回ご紹介するのは、ポーランドの作曲家 Krzysztof Penderecki にちなんだ WebGL コンテンツです。
Krzysztof Penderecki さんは Wikipedia の日本語ページもあり、それによると作曲家であると同時に指揮者としても活動していた方で、2020 年に亡くなっています。
今回の WebGL コンテンツはそんな Krzysztof Penderecki さんの庭を再現したコンテンツということのようで、ポイントクラウドっぽい感じの 3D シーンが描き出されます。実際、ポイントクラウドデータをリダクションして使っているのかもしれませんね。
この記事を執筆している時点で、まだコンテンツが全て揃っておらず Coming soon と表記されているところもありますので、さらに今後、3D シーンが追加されていく予定なのだと思います。
リンク:
様々なインタビュー動画なども視聴できる
今回のサイトでは、3D で描かれるシーンはすべてパーティクルをベースにしたポイントクラウドっぽい CG になっています。
浮遊するパーティクルは一定の位置にとどまるのではなく、絶えずゆらゆらと揺れ動いています。
また、一種のサウンドビジュアライザのような感じで再生されている音声に反応して位置が変化したりもするようですね。
浮かんでいるのはパーティクルだけでなく、アイコンのようなオブジェクトがシーン全体に散らばっています。
それぞれのアイコンの模様を見れば、おおよそそれがなにを表しているのかはわかるのではないかなと思います。
インタビュー動画が流れたり、音楽を試聴することができたり、あるいはなんらかのエピソードなどの文章が表示されるものもあります。
コンテンツ量は結構豊富で、全部をもれなく見ていくとなると結構時間が掛かりそうです。
私は Krzysztof Penderecki さんについてなんの予備知識もないのですが、ポーランドでは結構有名な方なのかなと思います。
また、今回のサイトで用意されている「庭」ですが、かなり広い庭っぽいですね……
画面の右下あたりにあるアイコンから全体図の表示や、他の地点への移動なんかもできるようになっているのですが、かなり広い空間であることが全体図を見るとわかります。
いくつかの地点は最初にも書いたように今はまだ Coming soon 状態ですが、ほんとにいろんなコンテンツがあってすごいです。
ポイントクラウド系のデータは、昔は高性能な専用機器がなければ手に入れることができませんでしたが……
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に搭載されたカメラの高性能化に伴い、実は結構身近なデータになりつつあるんですよね。
今後は、WebGL でもこういったポイントクラウド由来のデータを使った可視化事例がどんどん増えていくのかもしれません。
今回のサイトの場合はそれ以外に動画や読み物などのコンテンツの充実度も素晴らしく、とても完成度の高いサイトとなっています。
ぜひチェックしてみてください。