漢字を利用した独特なデザインがいかにもな雰囲気を醸し出す Nam Cung のウェブサイト
パッと見た印象は中国っぽいが……
今回ご紹介するのは Nam Cung という健康食品のウェブサイトです。
漢字が使われているデザインやウェブサイトを見ると、なんか中国っぽい感じがするんですが、どうやらベトナムで作られている製品のウェブサイトみたいですね。
使われている材料は（少なくともサイト上で紹介されているものに限って言えば）いわゆる漢方の原料などに使われる天然の生薬みたいです。
WebGL の実装としてはかなりシンプルですが、ありそうであんまり無い、不思議なビジュアルだなとは思います。
リンク：
ビンを左右にコロコロするの流行ってるのかな？
今回のサイトでは、黒いボトルが 3D 的なモデルとして登場します。
少し前に、はちみつを利用したドリンクのウェブサイトを紹介したことがありましたが、基本的なレイアウトは驚くほど似ていますね……
ボトルは画面上に絶えず存在しており、スクロールに連動して左右にジグザグに動きながら追従してきます。
背景にあるドラゴンのイラストも動画になっていて、絶えず動いています。かなり絵面としては迫力のある感じで、この健康食品がものすごいパワーを持っていそうな感じがしてきます。
ボトルの方はまるで転がるように回転しながら画面内を動き回りますが、ほぼ完全な黒のボトルなので、背景に溶け込むような場面もありつつ、時には画面の中央にドンと居座って存在感を放ちます。
同時に漢字などで誇張される場面もあり、なんとも印象的です。
私個人のイメージでは、ベトナムって漢字を使う文化圏ではないようなイメージがあったのですが、もしかしてベトナムって結構漢字を使うこともあるような国なのかな？
今回のサイトでは、単なる記号という使われ方ではなく、明らかに意味のある漢字としての見せ方がされているように見受けられるので、ベトナムの人たちが今回のサイトを見るとなんとなく漢字からメッセージを感じ取ることができるのかもしれません。
龍が出てきたり、漢字が出てきたり……
不思議なウェブサイトですね。
冒頭にもちょっと書きましたが、WebGL の使い方としてはボトルを描いて回転させながら動かしているだけなので、かなりシンプルです。
技術的にも難しいことはほとんどやっておらず、WebGL 的に特筆すべき点があるわけではありません。
ただ、独特なデザインと個性的な漢字の使い方など、インスピレーションのきっかけになりそうな仕掛けもいくつかあり、なかなかおもしろいなと個人的には感じました。
ぜひチェックしてみてください。
