暗号資産で名前を知られる Ripple が WebGL を使ってアート作品を 3D 化したギャラリーサイトが公開中
暗号資産とアート作品
今回ご紹介するのは、暗号資産の XRP(リップル)で有名な Ripple Labs が公開しているウェブサイトで、WebGL を利用した 3D のアートギャラリーです。
近年、NFT が話題に上ることも多いですが……
アート作品と暗号資産やブロックチェーンの結びつきには何かと注目が集まっています。
私はあまり暗号資産やブロックチェーン技術には詳しくないので、技術的な詳細についてはよくわからない部分もありますので、ここでは WebGL 実装について見ていけたらと思います。
リンク:
The Swell Gallery curated by Ripple | Swell Ripple 2021 Gallery
アーティストの関連作品なども写真で閲覧できる
今回のサイトでは、いくつかのアート作品が掲載されています。
そのいずれもが立体的な構造を持つ 3D データになっており、WebGL を使ってインタラクティブに干渉可能な状態で描画されます。
任意の角度から自由にアート作品を眺めることができる、3D アートギャラリーです。
この上の画像のように、サムネイル画像も 3D 空間に並べられているかのように描かれます。
恐らくこれも、DOM を CSS3D で動かしているのではなく、WebGL で 3D 空間上にプレーンを置いて表現してるんじゃないかなと思いますね。
いずれかのサムネイルをクリックしてやると、作品自体が 3D で描画されるモードになります。
表面の質感などにこだわりが感じられるもの、自動で一部のパーツがアニメーションしながら動き続けるもの、マウスカーソルを使って干渉できるものなど、様々なタイプが用意されています。
また、画面の左下の部分に More と書かれたボタンがあるのですが、このボタンをクリックするとクリエイターのその他の作品なども鑑賞できるようになっています。
3D で描画されるアート作品も、それぞれ結構テイストの違った内容で、造形だけでなく表現方法を見てもバリエーション豊かです。
今回のギャラリーにどういう視点で作品を選定したのかはわからないですが、少なくとも外見上は見ているだけでも楽しめる様々なタイプが用意されていて面白いですね。
ここで掲載されている作品には、3D のデジタルデータだけでなく、実際に物理的に展示されている作品もあるみたいです。
そのあたりは、途中で触れたように More のボタンから詳細がわかるようになっていますので、気になるアーティスト・クリエイターを見つけたら、そのあたりもチェックしてみるといいかもしれません。
WebGL の事例としては素直なインターフェースで操作もしやすく、とてもキレイにまとまっている事例だと思います。
今後、デジタルデータやデジタルアートの価値がより向上していく過程において、ブロックチェーン技術や XRP のような暗号資産はどういうふうに関わっていくんですかね……
ぜひチェックしてみてください。
リンク:
The Swell Gallery curated by Ripple | Swell Ripple 2021 Gallery