今年はサプライズなお知らせと共に公開された unshift の年賀コンテンツが見事な出来栄え

doxas : 2022-01-04 13:26:42

ある意味ジェネラティブ

あけましておめでとうございます。

今年もがんばって素晴らしい WebGL 実装を、ある意味粛々と紹介していけたらいいなと思っています。

例年、この時期は年賀コンテンツがいろんなところで公開されるのですが 2022 年もいくつか WebGL 製のウェブサイトが公開されていましたので、そのうちの1つをさっそく紹介したいと思います。

unshift という屋号で活動されていた長谷川巧さんは、毎年この時期に年賀コンテンツの WebGL 実装を公開していらっしゃいましたが、今年は法人化のお知らせと併せての公開になっており、なんともめでたい一作となっています。

リンク:

Happy New Year 2022 by unshift

新年のご挨拶と法人化のご報告 (主に新ロゴの話)|Takumi Hasegawa (unshift)|note

ロゴに込められた意味も深い

今回のサイトは年賀コンテンツであると同時に、法人化のお知らせや、それに伴うロゴの刷新などにも言及されたウェブページとなっています。

ロゴの部分にどのような思いが込められているのかは、私の口から語ってしまうのは野暮な気もします。

ぜひ実際にリンク先で、または同時に公開されている note の記事で、確認してみてください。

WebGL 実装的な話をすると、ロゴの部分はジェネラティブアートのように動的に模様が作られるようになっています。

この上の画像、たまたまある瞬間をキャプチャしたものですが、模様は常に切り替わり続けるようになっています。

いわゆるジェネラティブアートのように、ランダムにパラメータを変化させながら描画されているのだと思います。おおまかな模様のパターンはいくつか決まっているようですが、パラメータの違いでまったく風合いの違う模様に見えることもあります。

模様が切り替わる瞬間には、独特なトランジション演出も発生しますし見ていて飽きない作りになっています。

また、マウスカーソルの位置に応じたディストーション、さらにはスクロール操作に応じた背景の変化も起こります。

特にスクロールに連動するアニメーションは迫力もあり、静止画ではその魅力をお伝えすることができないのですが、うっすらとグレーの文字で描かれている HAPPY NEW YEAR の文字が流れるように動きます。

個人的には、奥のほうに見える部分ほどフォグが掛かったようにだんだん色が薄くなっていくのがうまいなと思いました。

こうすることで、より奥行き感というか空間的な広がりが感じられるようになりますよね。

unshift の長谷川さんと言えば、WebGL 実装者として多くの実績があり、これまでに当サイトでも何度もその業績を紹介してきました。

今回は法人化という(少なくとも一般には)めでたい話と、新年のお知らせというめでたい話が合わせ技になっていて、年賀コンテンツとしてもかなり手の込んだ作りだなと感じました。

特に、ジェネラティブアート的にコンピューターによって生み出される動的なロゴマークは見事で、そこに込められた思いも含めて、すごくよく考えられていると感じました。

そのあたりは一緒に公開されている note のほうにより詳しく記載がありますので、気になる方はそちらも読んでみるといいかもしれません。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Happy New Year 2022 by unshift

新年のご挨拶と法人化のご報告 (主に新ロゴの話)|Takumi Hasegawa (unshift)|note

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