GPGPU で大量のオブジェクトが渦を巻く! Arno Di Nunzio さんが公開されている WebGL 技術デモがすごい!

doxas : 2022-01-19 15:29:41

質感も美しい GPGPU トレイルデモ

今回ご紹介するのは、Arno Di Nunzio さんが公開している WebGL の技術デモ作品です。

いわゆる GPGPU で大量のオブジェクトを一気に動かす、というタイプの作品なのですが、質感やポストエフェクトに対するアプローチもなされており、とてもリッチなビジュアルを実現しています。

パラメータを任意に変更できるようにもなっており、いろいろいじっているだけでも相当楽しいです。

リンク:

Saturday Night Fever by Arno Di Nunzio

時間の流れを遅くするとゲームのワンシーンのよう

今回のサイトはいわゆる技術デモに分類される作品だと思いますので……

なにか特有のストーリーやコンテンツが用意されているわけではありません。

シーンのロードが完了すると、水面というか、やや水が溜まった地面のような床があるワールドに、パーティクルや棒状のオブジェクトが大量に浮遊している状態が描き出されます。

シーンの中心には白く発光する球体があり、これがまるで重力を持っているかのようにその周辺に棒状のオブジェクトたち引きつけられていきます。

デフォルトの状態だと結構オブジェクトが移動するスピードが速いので、とても迫力のあるグラフィックスとなっています。

画面の右上に見えているメニューからは様々なパラメータを変更することができるようになっており、ブルームなどのポストエフェクト効果を強化することでさらにインパクトの強い外見を実現することも可能です。

ポストエフェクトのようなわかりやすい視覚効果を変化させるのも面白いですが……

今回の作品の場合は、GPGPU で座標を計算する処理に対してもかなり細かく干渉することができようになっています。

時間の流れをゆっくりにすると、まるで超能力かなにかで時間の流れが歪められたかのような、面白い効果を実感できると思います。なんというか…… ゲームの演出などで「超感覚により時間の流れがゆっくりに感じる能力」みたいなアビリティがあったりしますが、あれにすごく近い体験ができますね。

床の部分に対する映り込みやブルームやブラーなどの効果も相まって、とにかく見た目が非常に美しいのもポイントかなと思います。

動きの面白さ、ビジュアルとしての美しさ、そしてそれらがインタラクティブに変化する様子は本当に楽しいですね。

平面的にパーティクルを動かすだけでも迫力のあるシーンづくりができますが、やっぱり 3D になるとより迫力のある映像になるなと感じました。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Saturday Night Fever by Arno Di Nunzio

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