レールをつなげて自分だけのオリジナルのコースを作って遊べる Choo-Choo World がめちゃくちゃ楽しい!
大人も童心にかえることができる面白さ
今回ご紹介するのは Choo-Choo World というウェブベースで楽しめるインタラクティブなアプリケーションで、なにかの製品の販促やプロモーションのためのプロジェクトというわけではなく、純粋に楽しい体験を提供するために作られたウェブアプリみたいです。
制作しているのは、当サイトではたびたび登場している Lusion だそうで、思わず納得したくなるような圧倒的な完成度に仕上がっています。
自分でレールをつなげてコースを作る楽しさには大人でも思わずワクワクしてしまう普遍的な面白さがありますね。
リンク:
Choo-Choo World - A Web Based Wooden Train Track Builder
メニュー1つにもこだわりが詰まっている
今回のサイトでは、実際に画面に描画される CG だけでなく、インターフェースも含めていろんなところに注目すべきポイントがあります。
とくに UI のデザインや、それを触った際のインタラクティブな反応など、あらゆる面で UI/UX の事例としてかなり洗練されているように感じます。
ウェブサイトというよりは、どちらかというとゲームなどのインターフェースのデザインに近い触り心地になっていて、操作も直感的に行えるようにかなり工夫が凝らされています。
この上の画像を見ると、ぐるっと宙返りをするようなレールが半透明のグリーンで描画されているのがわかるでしょうか。
画面の左下に並んでいるアイコンからパーツを選択すると、それがどのように配置されるのか、緑色のゴーストのような状態で描画されるようになっています。このような工夫のおかげで、パーツを置いたらどういう状態になるのかを視覚的に把握しながらレールを連結していくことができます。
コースを作るときは、高低差のあるような、縦方向にも広がる空間を使ったデザインが可能になっていて、当然のことながら時と場合によって置けるパーツ、置けないパーツがでてくるわけですが、そのあたりもビジュアルによって表現の出し分けがされており、かなりわかりやすくなっていますね。
汽車を走らせると、それをオートパイロットで追従するように撮影することができたり、汽車自体の視線になってコースを走ったりすることもできます。
ほんとに想像力や好奇心を刺激されるような工夫が随所にあり、子供でも楽しめるインターフェースデザインや世界観の作り方など、どこを見ても隙がない感じですね……
本当にすごいです。
もちろん、単純に CG としての表現にも様々な作り込みがされており、夜のシーンではホタルが飛ぶようになったり、星が流れるような表現がなされていたりもしますし、WebGL を扱う作り手の目線で見ても参考にできることが多そうです。
こちらのサイト、当サイトで紹介してきた Lusion の事例と比べるとかなり雰囲気が違うというか……
クールでカッコイイ雰囲気のものだけでなく、ポップで可愛く、子供向けの事例なんかも卒なくこなせるということをまざまざと見せつけてくる、かなり個人的には驚きを感じる事例でした。
上から目線で言うつもりはまったくないのですが、ほんとに Lusion の底力は計り知れないものがありますね…… 本当にすごいなとあらためて思いました。
インターフェースデザインや、体験そのものをデザインすることに対しても、日々 Lusion のスタッフのみなさんが腕を磨いているんだなということが本当によくわかります。
ぜひチェックしてみてください。