状況に応じてロケットの形が変わっていく Loïc Nas De Tourris さんの面白いポートフォリオサイト
学生さんらしい意欲的な作品
今回ご紹介するのは Loïc Nas De Tourris さんのポートフォリオサイトです。
たぶんフランスの学生さん? なのかなと想像しているのですが、こういった形の特徴あるポートフォリオサイトを公開しているというのはなかなか興味深いです。
スクロール操作に連動して、状況に応じて 3D シーンが変化するように作られています。
リンク:
いつか実績が追加されるのだろうか
一般的に、ポートフォリオサイトというとこれまで手掛けてきた過去の実績などが掲載されていることが多いです。
ただこちらのポートフォリオサイトは学生さんが公開しているものということもあり、現時点では実績の公開はされていないようです。
もしかしたらインターンのような感じで関わったりもしているのかもしれませんが、どちらかというと学生という立場で自己アピールをするために作ったサイト、という感じなのかもしれません。
サイトの中央に配置されているロケットの 3D モデルは、スクロール操作を行ってコンテンツを読み進めていくと、それに連動する形でどんどん状態が変化していくようになっています。
3D モデルに対する変化だけでなく、同時にポップアップしてくる文章などもあるので、結構動きのあるサイト構成になっています。
ポップアップしてくるテキストは仕事に対する考え方や取り組み方などを文章化したもので、英語で書かれていますね。
最後までスクロールすると、ディスプレイに取り囲まれたワークスペースのような風景が出てきます。
人の姿をした 3D モデルがデスクに座ってキーボードを叩いたり、あるいは電話を片手に歩きまわったりと妙にリアルです。
また途中で気がついたのですがリロードするとロケットの周囲に浮遊しているオブジェクトのマテリアルが変わったりするようで、遊び心あふれる結構手の込んだ作りだなと感じました。
WebGL の黎明期に、学生さんがこのレベルの 3D 表現つきポートフォリオを作っていたらめちゃくちゃ驚いたと思うのですが、現代ではライブラリやフレームワークの充実により、このくらいは比較的作れてしまうというその事実に時代の変化を感じます。
もちろん、このポートフォリオサイトを作った Loïc Nas De Tourris さんご自身の努力や工夫があってのことだというのは大前提ですが、それにしてもすごく工夫された面白いウェブサイトだと思いました。
今後、より技術や感性を磨いていくなかで、このサイトに実績として掲載される事例も出てくるんでしょうか。
個人的には、サイト内に掲載されているどんな言葉や意気込みよりも、こうしてポートフォリオを完成させて公開しているというその事実が、最も重要で素晴らしいアピールすべきポイントだなと思いました。
ぜひチェックしてみてください。