テーマカラーも美しい物理演算を利用したシンプルなレーシングゲーム Circuit Rush
操作感はちょっと独特
今回ご紹介するのは Circuit Rush というミニゲーム作品で、俯瞰視点のちょっとしたレーシングゲームという感じです。
オブジェクトの制御や衝突判定に物理演算が用いられているようで、操作感はちょっと独特な感じというか、よくあるレーシングゲームのような制動処理とはまた違った味わいがありますね。
非常にシンプルでかっこいいカラーリングのテーマカラーで、すごく雰囲気よく仕上がっています。
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ブロックを弾き飛ばすと爽快感抜群
今回のサイトはちょっとしたミニゲームで、なにかのプロモーションや商業案件というわけではなく、おそらく実験作や習作に近いものなのかなと思います。
操作は非常にシンプルですが、カーソルキーや WASD キーを使うことができるようになっている他、カメラの視点を少し変えたりといったこともできます。
最初に説明用の画面が表示されるなど、UX もよく考えられています。
カラーリングがすごくかっこいいですよね。
ゲームの内容のほうも非常にシンプルで無駄なものを削ぎ落としたような内容です。
一応タイムを計測するようなインターフェースも表示されていますが、具体的にゴールや目的が用意されているわけではないようです。
コース内には至るところにキューブ状のオブジェクトが配置されていて、そこにぶつからないように走行するのが正しいのかもしれませんが、勢いをつけて突っ込むというのもまた面白いです。
キューブ状のオブジェクトや操作する車体は物理演算が働くようになっていて、スピードをつけてから衝突するとキューブが大きく吹き飛んだりすることもあります。
このとき、たぶん衝撃の大きさか、またはその速度などが色となって可視化されるようになっており、そういった演出もあってやっぱりユーザー心理的にはどうしてもキューブに突撃したくなりますね。
盛大に突っ込んだ場合は一気にキューブが真っ赤になりますが、スコアなどがあるわけでもないので、自由に遊ぶというのが正しいのかもしれません。
物理演算を利用していると言っても、いわゆるドリフト操作のような本格的レーシングゲームにあるような操作ができるわけではなく、そのあたりの味付けがなんか不思議な手触りだなと個人的には感じました。
物理演算をこうやってブラウザでも気軽に使えるというのはよく考えるとすごく面白いですよね。
個人的にはゲームの内容もさることながら、テーマカラーなども含めたビジュアルとしてのデザインの潔さみたいなものがすごく好きです。
ぜひチェックしてみてください。