機能性の高いウェアが躍動しながら動き出す Primo Thermo Dry Pro のウェブサイト
まるで透明人間
今回ご紹介するのは、イタリアを拠点とする SILVERSKIN のウェブサイトです。
いわゆるスポーツ用のインナーウェアだと思うのですが、こうやってスペシャルサイトをしっかり用意してプロモーションしていることから察するに、かなり力の入った商品なのだと思います。
まるで透明人間がウェアを着用しているかのような不思議な表現が、ちょっと変わっていておもしろいです。
リンク:
動き自体はなめらかでどこか生々しい
今回のサイトでは、3D 表現が WebGL 実装の中心です。
トップページの部分は一見 3D 表現のように見えますが、おそらく動画素材だと思います。
サイト内をスクロールしていくと、まるでマネキンや人体がウェアを着用したかのように、隆起した体の形に造形された 3D モデルが出てきます。
最初にウェアの 3D モデルが出てきたときは、姿こそ、まるで着用後のような形になっていますが、特別動いたりするわけではありません。
さすがにメッシュ状になったウェアのディティールまでジオメトリでは再現できなかったのか、テクスチャによってその材質が表現されています。
このあたりまでは、なんというかそんなに不思議な感じもしないスタンダードな WebGL 事例っぽい感じなのですが、さらにスクロールしてコンテンツを進めていくと、急にウェアが動き出します。
静止画ではわかりにくいかもしれませんが、まるで人間がランニングをしている状態のような感じで、ウェアが単独でアニメーションするようになっています。
なんか透明人間が服を着て走っているみたいな感じですごく不思議な感じがします。
動きもすごくなめらかなので、逆にそこが生々しい感じもして印象に強く残ります。
狙ってそのように生々しく表現しているのかどうかはわからないですが……
今回のサイトのように衣服を扱ったウェブサイトは数あれど、服だけが生き生きと突如動き出すというのは結構珍しい感じがします。
なんでしょうね…… うまく言語化するのが難しいのですが、洋服がまるで生きているかのように動いているのは、こう…… 心理的に衝撃が大きいというか、良くも悪くもびっくりしてすっかり記憶に残ってしまいます。
狙ってそのようにしているのかどうかはわからないですが、むやみに動かしている感じでもなく、これはこれである意味販促としては成功しているような気もします。
ぜひチェックしてみてください。