ミュージックビデオの雰囲気を WebGL で印象的かつ見事に再現した Skuibi - Jeu Mortel - Music Video
これはオフィシャルなのかな?
今回ご紹介するのは Skuibi というミュージシャンのミュージックビデオを WebGL で再現した事例です。
ちょっとこのコンテンツ自体がどの程度ミュージシャンのオフィシャルなウェブサイトなのかわからないのですが、少なくとも、ミュージックビデオの雰囲気を見事にウェブコンテンツ化している点についてはすごい完成度になっています。
実際の(YouTube などで見ることができる)ミュージックビデオの雰囲気そのままという感じで、普通にすごいなと感心してしまいました。
リンク:
Skuibi - Jeu Mortel - Music Video
スクリーンショットでは伝えにくい世界観
今回のサイト、ドメインを見てみるとミュージシャン固有のものというより、制作を行った Ronin161 のサブドメインになっていて、この事例がミュージシャン自身が企画したものなのか、制作者側がファンサイトとして作ったものなのか判然としません。
ただ、ファンサイトだとしたらかなり熱心なファンなのだろうなと思いますし、オフィシャルなものだとしても、ウェブサイトが持っている雰囲気は本当に見事に楽曲の世界観を再現しています。
技術的にも、演出がすごく凝っていますし完成度が高いです。
実際の MV を見てみると、薄暗いダウンタウンの裏路地のようなロケーションで撮影されたと思しき映像が流れます。
今回のサイトで描かれている 3D シーンもまさにそんな感じの雰囲気で、かなり暗い空間のなかでキャラクターが動き回るというビジュアルです。
おそらく、スクリーンショットでは伝わりにくいと思うのですが、暗いトンネルのような空間のなかで、人物がダンスをしている様子が描かれています。
地面には薬剤のカプセルのようなものが散乱していて、そのなかで狂ったように踊り続けるキャラクターはどこか狂気を感じさせるような雰囲気です。
カーソルを動かすと、それが点光源として赤い光を放っていることがわかると思います。また、画面内をクリックするような操作を行うと、その場所に新しくカプセルが生成されて放り出されます。文章で読むと訳がわからないかもしれませんが、実際そのようにしか形容できない感じですね……
クリックしたままボタンをホールドすると時空が歪んでいくような特別な演出を見ることができ、そのまま自然とミュージックビデオが再生されるような導線となっています。
ミュージシャンのオフィシャルなミュージックビデオでも、おそらく完全な実写映像だけじゃなくて CG を駆使した絵作りがされています。
今回のサイトでは MV を再生するだけのシンプルな機能しかありませんが、本来の MV の雰囲気をこうやって WebGL で完全に再現しているというのはなかなか驚きです。
雰囲気満点に仕上がっていますし、体験としても面白いです。
ぜひチェックしてみてください。