広大な地域を俯瞰して眺めつつ自然や環境保護の見識を深められる WWF のスペシャルサイト Unganisha
多彩なカメラワークで臨場感もバッチリ
今回ご紹介するのは、WWF(世界自然保護基金)が提供しているスペシャルサイトです。
タイトルにもなっている Unganisha とは、スワヒリ語で「一緒」や「つながる」という意味を持つ言葉みたいですね。
ケニアやタンザニアといったアフリカの地域にフォーカスしたコンテンツとなっていて、すごくボリュームもありますし、3D 的な見せ方も様々な工夫が凝らされています。
リンク:
Unganisha – gemeinsam die Natur schützen | WWF
情報量も多く単純に勉強になる
今回のサイトはアフリカの自然をテーマにしています。
こういうふうに書いてしまうとひんしゅくを買うかもしれませんが、要するに、こうして問題提起をすることで寄付を集めることがこのサイトが公開されている目的なのだと思います。(それを揶揄したり批判したりする意図はまったくありません)
まさにそのサイトの目標・目的に沿った内容のサイトとなっていて、3D 表現も駆使しつつ、さまざまな内容のコンテンツをたっぷりと楽しむことができます。
俯瞰視点の WebGL 製 3D ビューは、必要最低限の質感を表現しつつ、雲などでリアリティのあるビジュアルに仕上げています。
地図上に引かれたラインと、そのライン上に打たれた丸いドットがすごく視認しやすく、そういった点もよく考えられています。
ドットの部分にはそれぞれ個別にコンテンツが用意されており、フォーカスしてやると、画面の半分強を使ってそれらが表示されるようになっています。
3D ビューそのものはシームレスに繋がっていて、カメラの視点などが連動して変化する感じですね。
コンテンツの内容はかなり多くて、こういった自然系のコンテンツが好きな人は相当楽しめるんじゃないでしょうか。
今回のサイトはドイツ語のものをたまたま見つけたのですが、多言語対応はされていないんですかね…… 英語だと、多少内容も推測のしようがあるのですが、ドイツ語だとちょっと翻訳機能などを使わないと内容が把握しにくいかもしれません。
美しい写真もたくさん使われていて、本当にボリューム満点という感じです。
3D ビューの見やすさ、直感的に操作できるインタラクティブ性など、全体的な触り心地はなかなか良好に仕上げられています。
ちょっとコンテンツの量が多いこともあって若干重く感じる場面もなくはないですが、とはいえ、CG で無駄に演出をしていて重いといったことではなく、たぶん画像などの物量が多すぎる感じなんだろうなという気がしました。
カメラが動く場面など、3D コンテンツとしてもそつなく実装されている感じがあり、丁寧な仕事だと思います。
ぜひチェックしてみてください。