これは完全にやりすぎ案件……ハイエンドな 3D 表現が目白押しの Igloo Inc. のウェブサイト
とにかくどこを見ても飛ばしてきてる
今回ご紹介するのは Igloo Inc. という企業のウェブサイトです。
ちょっと詳細についてはよくわからないのですが、ブロックチェーンに関連する事業をいくつか並行して行っている企業みたいです。
彼らの提供するコンテンツにペンギンをテーマにしたものがあるようで、そこからインスパイアされた極寒の地域を想起させる演出が多く用いられています。
リンク：
描かれるほぼすべてが 3D の世界にある
今回のサイトは、シンプルに DOM で描画されているものがほとんどないように見える、すごい作り込みがなされています。
まず冒頭の、サイトが表示される瞬間のイントロ演出からしてもうだいぶ凝った作りになっており、氷のブロックで作られた構造物が光のラインと共に現れる演出は、かなり迫力がありますね。
それがそのままトップページのキービジュアルとして描かれるのですが、カーソルをホバーさせた際などに現れる、電子的な何かを想像させる数値やラインもすごくかっこいいです。
スクリーンショットで見ても、かなりビジュアルの圧がすごいですよね。
実際に動いている様子はさらに迫力と説得力があり、一方で、そこまですごく重いという感じもなくて体験としての驚きがとにかくすごいです。
スクロール操作でシーンが遷移する際のエフェクトもすごいですし、中途半端な量しかスクロールしなかった際の、次のセクションにスルッと遷移していくようなインターフェースの作り込み方もエグいですし、まあなんというか…… だいぶやりにきてますねこれは……
極寒のロケーションからの連想で、氷のような雰囲気のオブジェクトが多数登場することが特徴であり、同時に、ブロックチェーンという最先端のデジタル技術を連想させるような、いかにもデジタルっぽいエフェクトが組み合わされていることも大きな特徴です。
多彩な表現があるというだけでなく、それぞれの表現１つ１つの質の高さが半端ではなく、しかも軽快に動くのでびっくりします。
なんとなく、制作したのあの界隈かな～ みたいなのが思い浮かんでしまうような、簡単には真似できない凄みみたいなものが見え隠れしています。
WebGL が持つ表現の可能性は、これまでにも多くの人々の手によって日々どんどん押し広げられてきました。
今回のサイトはそうやって見出されてきた数々の優れた演出、エフェクトを、とにかく惜しげもなく盛り込んでいる感じがあり、感心するというよりはどちらかというと唖然としてしまうような感じがあります。
いわゆる CG の技術として優れているということだけがその凄さを支えているのではなく、カメラワークの巧みさや、演出をインタラクティブに発動させる細かな調整、さらにはスクロールやユーザーの操作とどう連携するかの工夫など、どこを見ても完成度が異次元の領域です。
WebGL 使いなら、一度は見ておくことをおすすめします。
ぜひチェックしてみてください。
