質感も豊かに特徴的なデザインの腕時計を描画する Girard-Perregaux Casquette のスペシャルサイト
伝説の再現
今回ご紹介するのは Girard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)というブランドの腕時計、Casquette に関するスペシャルサイトです。
このサイト、どのタイミングで見つけてブックマークしておいたのか記憶が曖昧なのですが、1970 年代に作られていたオリジナルの Casquette という名前の腕時計が、2022 年に復刻して発売されており、その一連のシリーズ向けのスペシャルサイトとして 2024 年に入ってから公開されたのがこのサイト、ということなのかな?
もしかすると、さらに新しいシリーズの新作みたいなのが発売される予定があり、それに向けて用意されたサイトなのかもしれないですね。
リンク:
Girard-Perregaux Casquette - WELCOME BACK TO THE FUTURE
質感と雰囲気を重視して構築されたウェブサイト
今回のサイトでは、Casquette(キャスケットと発音する模様)という伝説的な高級腕時計について、その歴史を見ながらいろいろ情報収集することができます。
最初の版が発売されたのが 1970 年代で、8200 本くらい生産されており、コレクターにいまでも人気があるみたいです。
2022 年にはその復刻版が出るなどして、これは日本でも普通に買えたみたいですが、60万くらいはするようです。
今回のサイトのトップページなど、いたるところで Casquette の 3D モデルが出てきます。逆に言うと、それ以外の 3D モデルは出てこないので、かなり主題にフォーカスした構成ですね。
背景の部分にも一部 WebGL っぽい感じに見える部分はありますが、表現の中心はあくまでも Casquette という腕時計そのものにあるようです。
そしてじっくり観察してみると、たしかに Casquette という製品のこのシルエット、質感、スタイルの洗練された感じは、なんかあまり余計なことを言う必要がないというか、すごくシンプルにかっこよくてこういうウェブサイトの構成になっているのもむしろ説得力があるように感じてきます。
3D モデルが描画されるタイミングでも、なんか微妙にその 3D モデル自体がごくわずかに透けていて、背景が見えるような場面もあるんですよね。
なんかすごい細かい部分に注目していてそんなところを見ているのはわたしだけかもしれなくて恥ずかしいなとは思いつつ、どうしてここで 3D モデルをほんの少し透明にしたんだろうとか、いろいろ勘ぐってしまいます。
全体的に製品の持つ歴史の重みや洗練されたイメージをそのままストレートにウェブ上に再構築した、みたいな感じに仕上がっています。
わたしは高級腕時計には興味があまりなくてほとんどこの世界については知らないのですが、この Casquette という製品はすごく魅力的に思えました。
一周回っていまだからこそ、こういうデジタルな表示のシンプルな時計というのがかっこいいと感じますし、同時にこの製品にはある種の普遍性みたいなものも感じます。
そういった製品の魅力が WebGL を利用したリアルな質感で見事に表現されており、それほど難しい技術の表現や変化球的な表現があるわけではないのですが、印象深く記憶に残りました。
ぜひチェックしてみてください。