まるで生きているかのようにヌルヌル動く 3D モデルと楽曲生成 AI を駆使した Noomo Beat がすごい
AI も活用した驚きの事例
今回ご紹介するのは、以前当サイトでもその事例を紹介したことがある Noomo Agency が公開している技術デモ、Noomo Beat です。
こちらのプロジェクト、音楽の生成を AI で行うと同時に、その生成された音楽に反応して洋服が動くというおもしろい内容のウェブサイトになっていて、なかなかユニークです。
まるで生きているかのようにヌルヌル動く洋服たちがなんともおもしろいです。
リンク:
Noomo Beat — Personalized AI Audiovisual Experience.
トップページから度肝を抜かれる
今回のサイトは、ローディングが結構長く、CPU の負荷も高くなる瞬間があります。
しかしロードが終わって最初に表示される画面で、カーソルをスッと動かしたときの衝撃は、そのローディングの負荷を考慮したとしても驚きのほうが大きいでしょう。
カーソルの位置に応じて、lまるで生きているかのようにヌルっと動くジャケットは臨場感がすごいです。
静止画では、その生々しい動きは伝わらないと思うので……
ぜひ実際に動く様子を見てみてください。
今回のサイトは AI による楽曲の自動生成も見どころの一つです。
画面の左側にあるレコードのような形をしたボタンをクリックすると、いくつか選択肢が表示されますので、適宜選択していきましょう。
選択肢が示されるたびに、右側に表示されているジャケットの部分も微妙に変化が起こりつつ、すべての選択が完了すると自動生成の待ち時間になります。
待ち時間は体感的にはそれほど長くないですし、進捗度合いもパーセンテージで表示されます。
ロードが完了すると今度は倉庫のような空間で洋服たちがダンスしているような 3D シーンが描かれます。
生成されたオーディオに応じて、洋服たちが踊るように動き出します。
Noomo Agency のウェブサイトは、毎回 CG の品質がすごく高いですね。
今回のサイトの場合は、布の質感などはもちろん高いのですが、どちらかというとカーソルに反応するジャケットの動きのほうに個人的には驚きました。
WebGL では昔からオーディオに反応してシーンが変化するビジュアライザのような実装が多くあり、そういう意味では、CG よりも AI に重きを置いて作られているコンテンツなのかもしれません。
すごくおもしろい事例だと思います。
ぜひチェックしてみてください。