WebGL の総合情報サイト[WebGL総本山]を開設します

doxas : 2014-09-26 19:06:27

新サイトを開設します!

このたび新サイトを立ち上げることにしました。

WebGL の認知度は一昔前と比べると格段に高くなりました。しかしそれでも、まだまだ謎の技術というイメージを持っているエンジニアは多いでしょうし、そもそも WebGL のことを知らない人も一般には多いのかなと思います。

私は WebGL をもっと広く普及させていきたいと思っています。しかし私自身が十分に WebGL の魅力を世に伝えきれているのだろうかと振り返ってみれば、まだまだできることはあるはずだと、なんとなく自分自身の力量不足を感じてしまうことが多かったです。

私自身が今後 WebGL とどう向き合っていくべきなのか、ここのところ、そんなことをずっと考えていました。記念すべき当サイトの最初のエントリは、このサイトを開設した経緯と、私自身の今後について書いてみようと思います。

WebGL をもっと身近に

これまでも、wgld.org という開発者支援サイトを運営してきましたが、このサイトはあくまでも開発者向けの技術的解説がメインであり、WebGL の情報をいち早く発信していくことにはあまり貢献できていませんでした。

このサイトを立ち上げた一番の理由は、WebGL という技術に関する情報をあらゆる側面から集約して、日本語で提供するサイトが今こそ必要だと感じたことでした。

この原稿を書いている 2014 年 9 月の時点で、iOS が WebGL に対応し、いよいよモバイルの世界でも WebGL が普通に使えるような地盤が整ってきています。今こそ、WebGL の情報を一括して扱うサイトを作るべきだと考えたのでした。

WebGL とフロントエンドエンジニア

多くのフロントエンドエンジニアは、それぞれに得意な分野を持っていると思います。

WebAudio や WebRTC といった次世代の技術に意欲的に挑戦している人もいれば、HTML5 から導入された CANVAS などを積極的に利用している人もいるでしょう。一人のエンジニアに求められる技術分野の幅はどんどんと広がっていき、最近ではフルスタックエンジニアなんて言葉まで生まれています。

そういった社会の潮流の中で、WebGL は特に専門的な知識を要求される厄介な分野だと思っています。だからこそ、私は今まで興味を持ってくれた人の助けになればという思いで開発支援サイトとして wgld.org を運営してきました。

自分で言うと少し恥ずかしいですが、wgld.org は既に、初学者向けのサイトとしてはそれなりの充実度に達していると思います。これからは、もっともっと WebGL という言葉を一般化させ、より広く社会に認知してもらう段階に来ているのだと感じています。

たくさんの広い知識を要求されるフロントエンドエンジニア。

そんなエンジニアの皆さんにとって、WebGL の知識を身に着けることが有益な選択肢のひとつとなるよう、wgld.org ともども、このサイトからたくさんの WebGL に関する情報を発信していけたらいいなと思っています。

よりビジネスシーンに近い技術へ

WebGL のスキルに対する需要は、先ほども書いたように iOS が WebGL 対応したことを皮切りに、今後どんどん高まっていくことは間違いありません。

当然、WebGL を扱う案件は増加していくこととなり、WebGL を扱うことができるエンジニアは重宝されると思っています。このサイトでは、求人情報の掲載なども積極的に行っていきたいと思っています。それが、WebGL のスキルを持つエンジニアの豊かな生活に繋がるものだと思うからです。

私自身が WebGL 専門のフリーランスエンジニアとして自活できるようになりたいと、今現在も考えている真っ最中です。WebGL のお仕事、募集してます。私自身が対応できなくても、このサイトでは無償でエントリとして求人情報を掲載していく方針です。

興味のある企業様、ご連絡お待ちしています。

質の高い技術を身に着けるために

WebGL を扱うためには 3D プログラミングやシェーダの知識が多く必要となるため、習得しようと思っても途中で挫折してしまう確率が非常に高い分野です。

そんな背景もあって、たとえば最近では、Flash や Unity を利用して WebGL にエクスポートすることができるようになっていたり、あるいは簡単に WebGL を扱うためのライブラリが多く開発されていたりと、WebGL と一口に言っても様々な向き合い方ができるようになっています。

ただ、勘違いしてほしくないこととして、扱うのが難しい技術だからこそ習得した見返りも大きいのであって、なんでもかんでも簡単に手軽にできることが正義ではないということです。

いくらライブラリやツールの手を借りたとしても、いつまでも 3D プログラミングの基本を習得せずにやっていけるなんてことは恐らくありません。これは逆に言えば、ライブラリやツールを使うとしても基本は押さえておくべきだ、ということです。

このサイトでは、勉強会やイベントに関する告知も積極的に行っていく方針です。

主催される立場の方は、ぜひお気軽にご連絡ください。当サイトでしっかり紹介させていただきます。未来の優秀なエンジニアを養成するためのお手伝いができるなら、このサイトを立ち上げた価値もあったというものです。

最後に

当サイトでは WebGL に関することならジャンルを問わず、投稿や寄稿を随時受け付けています。私自身はツールやライブラリに詳しくないので、そういった分野の技術をシェアしていただける方がいらっしゃったらぜひお声をかけていただきたいです。

その他、サイト内広告枠へのご出稿(月極め)や、求人情報の掲載(基本無料)など、サイト運営にご協力いただける企業や団体、個人の方などいらっしゃいましたらご連絡ください。

私自身が、WebGL というジャンル一本でフリーランスとなり、最終的には法人化して WebGL エンジニアを広くサポートしていく……というのが私の夢です。それは数年前までは本当に夢物語でしかありませんでしたが、今は、それを見据えて活動していくことができる段階になりました。

日本でより多くのエンジニアが WebGL を通じて有益な人生を送れるように。これからも精一杯がんばっていこうと思っています。

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