WebGL ミニゲームは完全オリジナルのゲームエンジン製! 物理演算などをサポートするプロトタイプが公開中

doxas : 2015-05-13 11:02:32

完全オリジナルのゲームエンジン

今回ご紹介するのは、まだ作品としてはプロトタイプとなるとある WebGL 製のミニゲームです。

ゲーム自体はすぐに終わってしまいますし、派手派手なエフェクトが掛かっているわけでもありません。ただ個人的にはすごく出来が良さそうだと思ったので、非常に小さなゲームなのですがご紹介します。

物理演算などをサポートするゲームエンジン

今回の作品のもっとも大きな特徴は、なんといっても独自の javascript ゲームエンジンを使っている点だと思います。

Github などでソースコードを見ると、いろいろ考えて設計しているのだろうなというのが見て取れます。最近のモダンなコードの記述を行いつつ、結構使いやすいように工夫してあるなと個人的には思いました。

今回のゲーム自体は本当にプロトタイプという感じで、あまりできることは多くありません。

キーの入力を受け取り操作ができるようになっており、左右の矢印キーとスペースキーを使って中央にある緑色のブロックを操作します。

スペースキーを入力するとブロックがまるで生きているかのように華麗にジャンプします。画面全体を振動させるようなエフェクトが掛かり、なんとも臨場感のある雰囲気を出しています。

ゲームは非常にシンプルな外見通り、ルールもシンプルです。

同じステージ内にある、緑色のブロックに触れるとその時点でステージクリアになります。ゲームシーン内に配置されている黒いブロックは障害物ですね。

物理演算が効いているため、障害物に当たったりすれば当然その場で止まります。またジャンプして上に乗ることもできます。ステージをクリアすると、キューブ上の面白い文字表現と共に、いくつかの情報が表示されます。

シーン全体に減衰効果を付加した点光源によるライティングが掛かっており、文字を表示している小さなドット状のキューブにも、このライティングの効果が適用されています。

ゲームとしてはステージを進めるごとに少しだけ難易度が上がる感じの進行です。といっても、ほんの 3 ステージしかないですけど(笑)

最後のステージは、赤いマグマのようなエリアが出てくるんですが、これに触れると失敗となり、このステージだけがやたら難しいです。残機は少ないので、初見でこれをクリアするのは難しいかもしれないですね。

正直な話をすると、今回ご紹介したゲームにしても、それに利用されているオリジナルのゲームエンジンにしても、そこまで規模が大きいわけでもとりわけ目を惹く機能が備わっているわけでもありません。

しかし、世界中でたくさんの人がこうやって独自のエンジンを開発したり、WebGL の記述を助けるようなライブラリを書いたりしているのなら、少しでも応援したいという気持ちがあります。

日本でそれをやっている人はあまり見かけませんが、ある程度 WebGL について理解が深まってきたら、独自にゲームエンジンを開発してみるというのもいいかもしれません。

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