シード値をもとにランダムに宇宙空間の背景画像を生成する Space Scene Generator がすごい!
シードを反映してランダムにシーンを生成
今回ご紹介するのは、宇宙の様子を表現した二次元のシーンを、ランダムに生成することができる高機能なシーンジェネレータです。
こちらのデモの作者の方は、Speck というとてもよくできた原子モデルビューアを作られた方で、数学や物理を駆使した、質の高い作品をたくさん作ってらっしゃいますね。
今回の宇宙シーン生成も、ランダムをひとつのテーマとして非常に美しい映像を創りだすことができる素晴らしい出来栄えとなっています。
シード値は自動生成可能
今回のデモのページでは、表示するたびにランダムにシード値が振られるようになっており、毎回必ず違った風景が描画されます。逆に言うと、同じ映像が再び描かれる可能性はとても低いと言っていいと思います。
星々の数や位置、あるいは太陽の明るさや位置など、ページを開くたびに全く違ったものになります。
画面の左側には、コントロールメニューが置かれており、ここからいろいろな設定変更ができるようになっています。
メニューの中には、ランダムにシード値を再生性するボタンもあるため、ページをわざわざリロードしなくても、表示されるシーンを次々と切り替えていくことがかのうです。
その他にも、太陽や星をあえて描画しないようにしたり、シーン全体の大きさを好みのサイズに変更したりすることもできるようになっています。
まるで靄が掛かったような状態になると、一気にカラフルな印象になります。
シード値を振り直すボタンを押すたびに、高速に生成される宇宙シーンは、本当にどれも美しいです。
必ずしもカラフルな絵になるばかりではなく、シード値の影響によって暗い感じの風景になることもあります。
以下は、試しに何度かシード値を振りなおしながら撮影したキャプチャです。
インクが滲んだような、微妙な色の変化がとても美しいですよね。
ゲームなどで背景画像に宇宙のような風景を利用したい場合に、シェーダで今回のケースのような品質のまま、プロシージャルに背景を生成できたら便利だろうなと思います。
気軽に何度でも試すことができますので、ぜひご自身の手で風景を生成しながら楽しんでみてください。