スマートなカッコよさ溢れる作品を多数掲載! ポートフォリオサイト IVXVIXVIII
ロンドン発クールな WebGL 作品群
今回ご紹介するのは、ロンドン在住のプログラマで、アーティストでもある IVXVIXVIII さん(ハンドルネームかな?)のポートフォリオサイトです。
こちらの方の作品は、前々からそのクオリティの高さから話題になることが非常に多く、当サイトでも何度かその作品を単体で紹介させてもらったことがあります。
今回のサイトはそれらの作品が並べられたポートフォリオサイトになっており、一緒に書かれたブログ記事と共に、デモ作品を堪能することができるようになっています。
まるで英国紳士のようなスマートなカッコよさ
こちらのサイトに掲載されている作品は、いずれも非常にデザインセンスや見せ方にキレがあるというか、とにかくかっこいい印象のものが多いですね。
なんというか、背景が真っ黒で、一見味気ない感じの印象を受けたりもするのですが、いざデモが動き出すとパーティクルや物理演算っぽい動きなどで工夫を凝らした、不思議な作品が動き出すという感じ。
うまく言葉で説明できないのですが、思わず見入ってしまい、無言でただただデモを動かしていたりということが自然と多くなっている気がします。
実験的な作品では、上の画像のようにメニューが隠されておりパラメータを操作できるようになっているものも一部にはあります。
このフラクタルを立体的に表現した実験作も、別の一連の作品群と一緒に他のデモ作品(VOID)の中に組み込まれて使われていたりします。
この手の幾何学的な模様やフラクタルの作品は「実験的な作品」として見せられれば、確かにそういうものに見えます。
かといって、VOID という作品のなかでこのデモが動いている様子を見ると、VOID という作品自体の雰囲気に見事にマッチしており、すごくセンスのあるかっこいい作品に見えたりもします。
私はデザインのセンスがないので、このような感じ方の変化がどこから来るのか言葉で説明できないのがちょっと歯がゆい気持ちです。
他にも、まるでクリスタルや液体のような、ちょっと変わったテクスチャマッピングを行っているものもありますね。
こちらも、やっぱり基調となっているのは無機質な暗い背景。そんな黒一色の世界のなかに、美しい作品が突如現れては、独特な動きで画面のなかを所狭しと動きまわったりします。
黒背景に単体のロジックで見せる場合というのは、シンプルなだけに変化球が使いにくいと思うのですが、いずれのデモ作品も、見事に作品としての体をなしているなと感じました。
技術的にずば抜けてすごいところがある、というよりは、デザインも含めた作品の雰囲気がとても秀逸なものが多いなと感じました。
単体で紹介しても問題ない、高いクオリティを備えたハイレベルな作品が多いと思います。
自己紹介のような文章がちょっと見当たらなくて、作者の方(もしくはグループ?)がどのような方なのかわからないのですが、多くを語らない少しミステリアスな感じもまた、作品の雰囲気にはどこかぴったりくる感じもします。
自分の言葉でうまく表現できないのですが、とにかく、このカッコよさはどれも見事だなと思いました。
ぜひチェックしてみてください。