![](https://webgl.souhonzan.org/i/entry/500/699_001.jpg)
大自然とスノーボードをテーマにした映像作品のウェブサイト! 見事に再現された自然の姿が圧巻!
まるで写真か映像のようにさえ見える
今回ご紹介するのは、とある映像作品のティザーサイトです。
その映像作品というのは、Travis Rice という、非常に有名なプロスノーボーダーの方を中心に、多数のプロボーダーたちが出演するものだそうです。
なんでも、かなりの時間と資金を投入した作品らしく、撮影された映像は、全てが 4k 解像度なのだそう。単純にスノーボードのすごいテクニックを見ることができるだけでなく、吸い込まれるような高解像度の自然の美しさに満ちた、素晴らしい作品なのだろうなと感じさせてくれるウェブサイトに仕上がっています。
映像にも期待高まる高解像度テクスチャデモ
今回のサイトには、ページの上部、冒頭部分に比較的大きなエリアを利用して作られた WebGL のデモ部分があります。
ここには、一定の時間で複数の風景がレンダリングされますが、そのどれもが、非常に高解像度な見事なテクスチャを使っていることもあり、かなり質感がよく見えますね。
WebGL であることを意識しないで見たら、映像や写真だと言われても、気がつかないかもしれません。
実際に動作しているものを見れば一目瞭然なのですが、マウスカーソルの動きに追従するなど、インタラクションを備えたデモになっています。
風景全体や、雲や水面といった、シーン内のオブジェクトが三次元的に動くので、それが単なる映像などではないことはすぐにわかるでしょう。
ジオメトリの形状そのものはそれほどハイポリゴンなわけではないと思いますが、なんといってもテクスチャが素晴らしいので、一見するとその迫力に思わずハッとさせられます。
かなり、よく出来ていますね。
背景の空や、雲、あるいは降りしきる雪や雨といった、それぞれのオブジェクトごとにシェーダを切り替えながら描いているようです。
よーく見てみると、雲の部分などが独立して動いていることがわかるのではないでしょうか。
いや、でもこれほんとにすごいですね。なんといっても、もともとの映像が 4K で撮影されているということなので、そこから高精細なテクスチャを作ることもそれほど難しくなかったということなのでしょうか。
テクスチャだけでも、3DCG は本当に質感よく見えるのだなということを、あらためて実感させられました。
ゲームや映画などの、非常にハイエンドな CG の現場では、より自然や現実に近づけるための様々な技術が日々研究されています。
WebGL は CG というジャンルのなかではかなり後発ですし、利用できる技術も限定されており、高品質な映像を作るにはそれなりの工夫や努力が必要となります。
今回のようなテクスチャベースで質感を上げていくスタイルも、肝心のテクスチャの用意が個人レベルでは難しいですよね。そういった意味で、今回のデモは、かなり珍しい WebGL 作品だと言えるかなと思いました。
非常に美しい、見事なデモです。
ぜひチェックしてみてください。