2018 年のワールドカップに向けたオリジナル商品の PlayCanvas 製特設サイト! ミニゲームに挑戦しよう
ハイスコアを管理するランキング機能も搭載
今回ご紹介するのは、アディダスのプロモーションサイトで、PlayCanvas を利用したゲームが楽しめるなかなか大掛かりなサイトです。
PlayCanvas の事例はついこの間も紹介したばかりですが……最近は徐々に利用事例が増えてきているのでしょうか。今回のサイトはドイツのサイトですので、世界中で利用されていることがうかがえますね。
サイト内では、ドリブルで障害物を避けていくというサッカーを主題にしたミニゲームが楽しめます。
操作はモバイル端末を意識したものなので注意
今回のサイトは、PlayCanvas でミニゲームをプレイできるのですが、PC 用というよりは、どちらかというとタッチデバイスであるモバイル端末向けの設計になっていますね。
PC でも閲覧やゲームのプレイは可能ですが、キーの入力は原則利用せず、マウスで操作する感じになります。
それも、ドラッグ操作をあたかもタッチデバイスにおける「スワイプ」のような感じで行ってやる必要があり、単なるクリックなどでは反応しない場合もあるのでちょっと不思議な感じがするかもしれません。
ゲームエンジンの、3D エンジン部分をダウンロードする都合上、若干ローディングは長めですが、それでも Unity の WebGL 版などに比べると大分速いですね。
レンダリング結果は上の画像のような感じで、そこまでフォトリアルな質感ではないものの、人物の顔の違いなどもしっかりと見て取れるクオリティとなっています。
アニメーションも非常に滑らかに動きますし、もしかしたら、モーションキャプチャデータを使っているのかもしれません。
ミニゲームは、三人の中から任意に選択した選手を操作して行う簡単なスクロールアクション。左右にプレイヤーとなる選手を動かしていくのですが、画面を一定の方向にスワイプすると、そちらに向かって選手が移動する感じですね。
このあたりは本当にモバイル向けのゲームっぽい操作感です。
奥に向かってひたすら走っていくのですが、途中には障害物はもちろん、取得することでスコアを伸ばすことができるアイテムなどもあります。
一定の距離を走破すれば、最後は選択した選手が華麗にゴールを決めてくれる演出つきで、スコアが表示されます。
ゲームは本当にシンプルな内容なので、手に汗握るようななにかがあるというわけではないですが……
それでも、やっぱり世界全体から収集されているハイスコアの数々は、どうやったらそんなスコアが出せるのかちょっとわからないような点数のやつもありますね(笑)
PlayCanvas はもともとウェブ向けと位置付けて制作されているゲームエンジンですが、そのエンジン部分は実はオープンソースで公開されていたりもします。
モデルデータを読み込んでアニメーションさせるような処理は、それをスクリプトで制御するのが非常に難しく手間も掛かるのですが、こういったゲームエンジンならばかなりそのあたりは手厚くサポートしてくれます。
また、ウェブで公開する上で非常に便利な、ランキング機能などの直接レンダリングとは関係のない部分まで一緒に組み込めるのはさすがという感じです。もちろん、Unity などでも同様の機能は提供されているとは思いますが…… 私はゲームエンジンに詳しくないので詳しいことはわかりません……すいません!
モバイル端末での動作を考慮している点など、事例としてはいろいろ興味深い部分もあると思います。
気になる方はぜひチェックしてみてください。