今年は 12/1 と 12/2 の連日開催! 国内初のシェーダバトルも予定されている Tokyo Demo Fest がアツい!
日本で唯一のデモパーティを楽しもう!
今回ご紹介するのは、国内では唯一となる、デモシーンのイベント Tokyo Demo Fest の公式サイトです。
例年、Tokyo Demo Fest(以下 TDF)は年初の時期に開催されていたのですが、今年は年末に開催時期を移した形となりました。
デモシーンには馴染みの無いという人も結構いらっしゃるかもしれませんが、TDF はデモシーンに詳しくないと参加できないような堅苦しいイベントではありません。
今年の TDF の見どころなども含めて、ご紹介しようと思います。
今年は WebGL が大活躍!?
今年の TDF の公式サイトは、ページのトップ部分にめちゃくちゃキラッキラの、かっこいいシェーダアート作品が使われていますね。
これは TDF のオーガナイザーのひとり @notargs 氏の書いたものだと思うのですが、デモパーティのサイトらしいかっこいい演出になってると思います。
いわゆるレイマーチングの仕組みを応用したものだと思いますが、それにしてもかっこいい……
サイト内には、TDF に関するあらゆる情報が掲載されていて、タイムテーブルなどのイベント当日のスケジュールなども、既に公開されています。
タイムテーブルを見ると、セミナーが複数用意されていたり、デモシーンや TDF にあまり詳しくない人でも楽しめるようにチュートリアルの時間が用意されていたり、かなり敷居が低くなるように工夫されているのがわかるかなと思います。
どうしても日本では、デモシーンって一部の天才肌の人たちだけの世界、みたいな風潮があるような感じがするのですが……
少なくとも TDF は誰でも気軽に参加できるイベントですし、最近ではウェブや、あるいはクリエイティブコーディングなどの分野のひとたちも多く参加していて、堅苦しいところはまったくありません。
また、今回は土曜日に シェーダーライブコーディングバトル なるイベントが開催される予定です。
これは glslsandbox などでおなじみの、GLSL(フラグメントシェーダ)のみで描かれるシェーダアートのライブコーディングバトルになるとのこと。
近年では海外の大きなデモシーンのイベント Revision などでも同様の催しが行われているのですが、刻一刻と変化する GLSL のシェーダアート作品ができあがっていく様子を見るのは、たとえシェーダの知識があっても無くても楽しいものです。
ちょっと自分で作品出したりするのは難しいかも……というひとでも、見ているだけで楽しめるイベントがいろいろ用意されているので、そのあたりは安心ですね。
また TDF はいわゆる「デモパーティ」のイベントなので、その雰囲気は勉強会などのイベントというより、まさに文字通り思い思いに時を自由に過ごすパーティという感じ。
食べ物や飲み物の持ち込みは基本的に自由で、みんなで楽しくワイワイやるのが普通です。
また、一度会場に入ったあとで外に出るのも基本的には自由ですし、あくまで淡々と自分の作業をするのも、Twitter でしか知らないいろんな有名人とおしゃべりするのも、海外のデモ作品の作者たちと勇気を出してコミュニケーション取ってみるのも、全部自由です。
ここ数年だと、WebGL 界隈で有名な海外の開発者も結構参加していることが多くて、three.js の作者 @mrdoob や、WebGL Fundamentals の管理者である @greggman さんなどにも、もしかしたら運が良ければ出会えるかもしれません。
公式サイトにはインビテーションデモ(パーティを告知する招待デモ)の動画もあるよ!
Tokyo Demo Fest では、ハイエンド PC で実行される本格的なデモ作品だけでなく、グラフィックスのみの作品や楽曲を提出するタイプの部門も用意されており、本当に誰でも楽しめるイベントになっています。
WebGL で作品を作ることができる人はもちろん、GLSL Graphics Compo では glslsandbox で作品を書いて提出する形なので、とても敷居が低く気軽に参加できるようになっています。
多数のセミナーや、シェーダーライブコーディングバトルなど、楽しい企画もたくさん用意されていますので、一年に一度のこの楽しいお祭に、ぜひ参加を検討してみてください。