少し前の実装だけど……クリスマスにちなんだ 3D グリーティングカードが作成できる aWish3D が面白い

doxas : 2020-12-11 13:26:40

もはや開発は止まっているようだけど……

今回ご紹介するのは、たまたま見つけた面白いクリスマス関連企画のウェブサイトで、その名も aWish3D.com です。

どうやらこのサイト、VR3D というプロジェクトの関連企画っぽいのですが、肝心の VR3D というプロジェクト自体が 2018 年あたりで開発が止まっているような雰囲気です…… 今回のサイト自体も 2018 年に公開されてそのまま放置されている状態みたいですね。

2018 年に公開されていたものを、たまたまこの 2020 年のタイミングで見つけてしまったのですが、なかなか面白い内容だったので紹介しようと思います。

リンク:

aWish3D.com - 3D Interactive Greeting Card online

顔写真を貼り付けたりもできなかなか興味深い

今回のサイトは、先に書いたとおりちょっと公開されてから時間が経っており、一部 2018 年という年号が使われていたりもするので違和感があるんですが、そこはまあ察してください……

元になっている VR3D というプロジェクトは、どうやらベトナムあたりで開発されていたもののようで、本格的なビジネスユースも可能な WebGL のフレームワークとして開発されていたようです。名前からもわかるとおり、WebVR にも対応しているものとなっていて 2018 年当時はなかなか画期的なプロジェクトだったんだろうなと思います。

まあ思い返してみると、2018 年当時は VR 系のウェブサービスが雨後の筍状態だったので、そのうちの1つという感じなのかなと思います。

この aWish3D.com の趣旨としては、3D のインタラクティブグリーティングカードが無料で作れるよ~ というもので、当時の作例が紹介されていたりもします。

トップページの冒頭にある一番大きなスクリーンショットの画像が、そのままエディターページへのリンクになっているので、おもむろにクリックしてみると……

シーンに干渉することができる 3D エディターモードが起動します。

このエディタモードでは、キャラクターやオブジェクトを選択して、位置を移動したり、スケールや回転を変更したりといったことが行なえます。

画面の右側にはテンプレートが用意されているので、それを切り替えてやるとある程度シーンが完成した状態からスタートすることもできます。

また、人の形をしたキャラクターの場合はご覧のとおり顔のところにお面のようなものをつけており、ここが任意の画像に切り替え可能です。

顔だけでなく、モーションも変更することができ、それほど選択肢が多いわけではないのですが、いろんな工夫を凝らしてやれば独自の表現を追求することもできそうです。

先日、サービスの終了が告知された Poly という Google の 3D モデルポータルがあるんですが、そこからモデルデータをインポートしたりもできるみたいですね……

なんかたった2年前のサイトなんですけど、時代を感じますね……

顔写真を設定したら大変なことになったの図……

今回のサイトは、2018 年に公開されてから完全に時が止まっており、2018 年のロゴが出てたり、Poly からのデータインポートの仕組みがあったりと、なかなか今このときにそれらを目にすると感慨深いものがありますね……

WebVR の API が時間の経過と共に変化したりもしてるので、たぶん、今だと VR 表示とかもできないんじゃないかなと思ったりしますが、しかしなかなか手の込んだ実装になってると思います。

2018 年から放置されていることを考えると、そのうち見られなくなってしまうかもしれませんが、ちょっと遊んでみるには面白い実装だと思います。3D アプリケーションを作ろうと思っている場合、インターフェースの実装の仕方などは技術的にも参考になるかもしれません。

気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

リンク:

aWish3D.com - 3D Interactive Greeting Card online

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