実際に新潟県などで行われたプロジェクション・マッピングを WebGL を使って再現した Wldlght
日本の仏閣を使ったストリート・プロジェクション・マッピング
今回ご紹介するのは、オフラインで実際に行われた取り組みを WebGL を使ってバーチャルに再現したユニークなプロジェクトのウェブサイトです。
Wldlght(ワイルドライト)という、日本でストリート・プロジェクション・マッピングを行う取り組みがまず先にあり、これをウェブで再現したような形ですね。
元になっている Wldlght は海外のアーティストが日本の情景にプロジェクション・マッピングを行うという一風変わったプロジェクトですが、WebGL を使ってそれを再現している今回のサイトもだいぶ(いい意味で)変わっていますよね。
リンク:
Wldlght - Projection Mapping in Japan.
クリック&ホールドで別世界へ
今回のサイトは日本の仏閣を 3D シーンの中心に置いて、そこに映像が投影されるような感じで演出が行われます。
WebGL を使って CG 的にもプロジェクション・マッピングを行っているような形になっていて、まさに Wldlght という取り組みを見事に再現していると言えるのではないでしょうか。
でっかいカタカナの「ワイルドライト」が迫力満点。
アーティストごとに異なる映像が用意されているため、それらを切り替えることもできるインターフェースとなっています。
ちょっとスクリーンショットではわかりにくいかなと思いますが、画面の中央よりもやや右下側に、五角形のシルエットが書かれています。
この五角形のインターフェースにある数値部分をクリックしてやると、各アーティストの作品を切替可能になっているかんじですね。
また、これもスクリーンショットではちょっと見えにくいと思いますが、このサイトではマウスカーソルが独自の丸いサークル状の形に変化するようになっていて……
クリック&ホールドしてやることで、マウスカーソルの形状が変化します。
また、それに合わせて 3D シーンのほうにも変化が起こり、大量のパーティクルが空間を埋め尽くす、大迫力のワープ演出を見ることができます。
ワープした先は別の仏閣のシーンになっており、違った雰囲気を楽しむことができます。
画面の左上隅にある、About のページを見ると……
実際にアーティストのみなさんがプロジェクション・マッピングを行っている様子や、旅館に宿泊している際の姿などが写真で掲載されています。
とても楽しそうな雰囲気で、すごくいい写真ばかりです。
またプロジェクション・マッピングを行うにあたって天候や寒さがトラブルにつながったなどちょっとした裏話的な話も書かれていたりして、3D コンテンツだけでなく様々な創造を巡らせながら楽しめるサイトとなっています。
WebGL 実装部分も、ポストエフェクトなどを活用した非常に見応えのあるシーンが見事です。
ぜひチェックしてみてください。